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「何が何でもJ1に」長崎が開幕2連勝! 手倉森監督は采配的中も「ズバリでしたけど…」

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2連勝を飾ったV・ファーレン長崎

[6.27 J2第2節 長崎2-1北九州 トラスタ]

 4か月という未曾有の中断期間を挟んで2連勝。V・ファーレン長崎が2年ぶりのJ1復帰に向けて好スタートを切った。「九州ダービーをモノにできてホッとしています」。そう振り返った手倉森誠監督はテレビの前で観戦するサポーターに向けて「県民が来られる状況まで絶対に負けるわけにいかない。そして来た時からも絶対に勝ちましょう」と宣言した。

 前半5分、3バック採用を活かしたサイド攻撃で左ウイングバックのDF亀川諒史が先制点を奪うと、後半20分には2枚替えで投入したばかりのFWビクトル・イバルボとFWルアンによる連係から追加点を奪取。手倉森監督の用兵が功を奏した。

 もっとも、後半20分までは「(采配は)ズバリでしたけど、取った後のゲーム運びがね……」と指揮官。その後は徐々に攻め込まれると、同34分にはセカンドボールを拾われて失点しており、「逃げ切りのような勝ち方だった。2-0からのゲーム運びは今後の過密スケジュールでもう少しうまくやらないといけない」と課題も口にした。

 とはいえ、今季加入のルアンが早くも結果を残したことは朗報だ。「あれだけでしたね」と冗談めかした指揮官も「ああいう攻撃を何度も繰り出さないといけない。スタートから出なければいけない選手」と期待を寄せる。

 ルアン自身も試合後のリモート取材で「練習では僕が彼にアシストしていたが、今日は僕が彼にあげました」とイバルボとの関係性に手応えを語った上で、「一人ひとりが輝くことでチーム力が上がるので、お互いが支えあいながらチーム力を上げていきたい」と今後もチームに貢献していく意気込みを語った。

 また今季の長崎は「何がなんでもJ1に」(亀川)が目標。開幕2連勝はこれ以上ない結果だ。次節は同じく昇格を狙える陣容を持つ福岡。2週連続での九州ダービーに向け、古巣戦に挑む亀川は「向こうも昇格を目指しているので難しいゲームになる。自分たちのほうが今年は何がなんでもという気持ちが強い。リモートで見ていても熱くさせられるプレーをしたい」と力強く語った。

(取材・文 竹内達也)
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