beacon

長谷部&鎌田の “通信簿”は? 地元紙がフランクフルトの「優等生」グループに選んだのは…

このエントリーをはてなブックマークに追加

MF長谷部誠とMF鎌田大地

 フランクフルトの日本代表MFの鎌田大地や元日本代表MFの長谷部誠の今シーズンのパフォーマンスは現地でどう評価されたのだろうか。ブンデスリーガ最終節から数日経ち、地元紙『フランクフルター・ルンドシャウ』が掲載している。

 一時期は残留争いに巻き込まれかけたフランクフルトだが、シーズン終盤の7試合は4勝2分1敗と復調し、結局9位でのフィニッシュが決定。昨季の全公式戦で合計57得点を記録した3人(ルカ・ヨビッチ、セバスティアン・アレール、アンテ・レビッチ)を失っただけあって、来季ヨーロッパリーグ出場権の獲得には至らなかったものの、『フランクフルター・ルンドシャウ』のチーム全体のパフォーマンスに「3+(プラス)」(=「2.75」)と及第点を上回る点数をつけた。

 同紙では各メンバーに関してはチームを学校のクラスをイメージした形で評価。採点は行わず、選手たちは「優等生」「2列目(次点)の生徒」「最後列の生徒」「落第生」「欠席日数が多過ぎた(生徒)」「自主退学者」「休学生」といったカテゴリーに割り当てられ、その中で順位が付けられた。そして、鎌田は4人の「優等生」の3位に、長谷部は7人の「2列目の生徒」のトップにランクイン。鎌田についてはこのように記されている。

「47公式戦出場、10ゴール9アシスト。監督お気に入りのプレーヤー。今シーズンはまるで爆発するかのように活躍。クリエイティブリーダーの彼は、チーム内で数少ないアイデア、ウイットを持つ存在で優れたテクニシャン。ハイライトは(ヘルタ)ベルリンの守備を崩し、2-1につながったソロだろう。唯一の弱点は、ゴール前では足が震える(ナーバスになる)点。これほどのクオリティを備えているのだからもっと遥かにたくさんのゴールを決め切らなければいけない。新シーズンこそそれを目指してほしい。彼との契約を早めに延長するべきだ」

 また、チーム全体の実質5位の評価となった長谷部のパフォーマンスは次のように寸評された。

「メトセラ(「長命者」の意)ではあるものの、まだまだ不可欠な存在。その予知能力は印象深く、サッカー選手としては高齢でありながらそのフィットネスには驚かされる。サッカーを知り尽くし、依然としてチームの戦略的頭脳、司令塔、ビルドアップ担当。昨シーズンほどではなかったが、ハーゼ(長谷部のニックネームで「ウサギ」の意)も少しばかりか年をとるものだ。日本でルーチン的なひざの手術を受けたようだが、練習のスタートまでには間に合うという。そうであってほしい」

 なお、「優等生」カテゴリーの1位は12ゴール19アシスト記録のセルビア代表MFフィリップ・コスティッチ、2位は後半戦から大きく躍進したポルトガル代表FWアンドレ・シウバ(16ゴール5アシスト)。4位には今季9得点記録したセンターバック、オーストリア代表DFマルティン・ヒンターエッガーが入った。

●海外組ガイド
●ブンデスリーガ2019-20特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP