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「スタッフと相談しました」久保建英が抱く“疑念”

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先発フル出場したMF久保建英

 マジョルカは3日、リーガ・エスパニョーラ第34節でアトレティコ・マドリーのホームに乗り込み、0-3で敗れた。先発フル出場したMF久保建英の試合後のコメントをスペイン『アス』が伝えている。

 6月30日の前節セルタ戦で5-1の大勝を飾ったマジョルカだが、2試合ぶりの黒星で昨年10月以来のリーグ戦連勝を逃した。残りは4試合となり、翌4日に試合を行う残留圏内17位セルタとのポイント差は5となっている。

 久保は今節の結果について「厳しい敗戦ですね。彼らはチャンピオンズリーグに向けた戦いもありますが、僕たちはそれ以上にポイントが必要でした」と悔やんだ。

 マジョルカは前半25分にPKを与えると、FWアルバロ・モラタのシュートはGKマヌエル・レイナがストップしたものの、こぼれ球を蹴り出したDFアレクサンドル・セドラルがキックの前にPA内に入っていたとして蹴り直しに。同29分、モラタに2度目のPKを決められ、先制を許した。同アディショナルタイム5分にはモラタに追加点を献上。さらに後半34分、MFコケのミドルシュートを浴び、そのまま0-3でタイムアップを迎えた。

 久保は蹴り直しとなったモラタのPKシーンに関して「スタッフとそのプレーについて相談しましたが、選手がエリア内に入った場合、その動きを見直すことはできないと言われました。GKの位置を確認することしかできません。だから、今でも疑念を抱いています」と首を傾げたが、気持ちを切り替え、残る戦いに目を向けている。

「相手(の結果)にもよりますが、幸いにも勝ち点5差といえますし、非常に重要な試合が4つ残っています。僕たちが全勝すればチャンスはあります」

 チームが降格圏内の18位に低迷する中、今季はここまでリーグ戦31試合に出場し、3ゴール5アシストを記録。今回のアトレティコ戦でも好パフォーマンスを見せるなど、個人としては良いシーズンを過ごしているといえる。それでも19歳MFは「最終的に結果が出なければ、それは価値がありません。僕はチームを助けようとしているだけです」と強調し、今後に向けて「物事がうまくいかない日もあれば、セルタ戦のようにうまくいく日もあります」と前向きに話した。

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