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渡辺剛の決勝点でFC東京が開幕2連勝! 柏は退場直後に失点…

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DF渡辺剛の今季初得点が決勝点となった

[7.4 J1第2節 柏0-1FC東京 三協F柏]

 開幕節以来、約4か月ぶりとなるJ1第2節がリモートマッチ(無観客試合)で行われ、柏レイソルFC東京が対戦。ともに開幕白星を飾った両チームによる一戦は、1-0でFC東京が勝利し開幕2連勝とした。

 ホームの柏は、第1節・札幌戦(○4-2)で負傷による途中交代を余儀なくされたGKキム・スンギュ、DF染谷悠太、FW瀬川祐輔が揃って先発に復帰。開幕前のちばぎんカップで負傷交代していたGK中村航輔もベンチに入った。

 敵地での再開緒戦となったFC東京は、第1節・清水戦(○3-1)から4選手を変更。清水戦で1ゴールずつを挙げたFWアダイウトン、FWディエゴ・オリヴェイラ、FWレアンドロがスタメンに名を連ねた。
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 ともに攻撃陣に強力なタレントを揃えるも、タイトな守備で攻撃の形をつくらせない。それでも個の力を見せるFC東京は、レアンドロのパスを受けたディエゴ・オリヴェイラが柏守備陣に囲まれながらも単身ドリブル突破。ペナルティエリア内でDF染谷悠太をかわしてGKと1対1に持ち込んだが、キム・スンギュの好守にはばまれてしまう。そのプレーの直後に自らピッチに腰を下ろしたディエゴ・オリヴェイラは交代に。前半28分にFW田川亨介がピッチに送り込まれた。

 開幕戦で2ゴールを挙げているFWオルンガは、前半終盤に続けざまにシュートを放つ。43分、右サイドMF江坂任のクロスをヘディングで合わせたが、枠をとらえることができない。その1分後には、左足から強烈なミドルシュートを見舞ったが、GK林彰洋がセーブした。

 後半に入りDF室屋成がドリブルで持ち込んでシュートを放ってCKを獲得すると、ショートコーナーからレアンドロのクロスにアダイウトンが頭で合わせたが、GKキム・スンギュの好セーブにあってしまった。

 15分、アダイウトンがドリブルでスピードに乗ったところをヒシャルジソンが後ろから引っ掛けてしまい、2回目の警告で退場処分に。直後のレアンドロのFKは壁に阻まれたが、DF小川諒也の右CKをファーのDF森重真人が折り返し、DF渡辺剛が押し込んで均衡は破れた。

 10人で1点を追いかける柏は、18分にMF戸嶋祥郎、25分にMF神谷優太、33分にFW仲間隼斗を投入。戸嶋を底にして中盤をダイヤモンド型にした4-4-1を敷いた。1人少ないながらもチャンスをつくったが、ゴールを脅かすことはできない。数滴優位のFC東京に右サイドを崩されると、室屋のクロスから田川に飛び込まれたが、またもGKキム・スンギュが立ちはだかった。

 失点は1に抑えているものの柏のゴールは遠く、0-1のまま試合終了。再開緒戦で勝利することはできなかった。

 一方、勝利したFC東京は、中断前から含めると公式戦3連勝、5戦負けなしと好リスタートを切った。

(取材・文 奥山典幸)
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