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下位対決は栃木が先制も…10人の東京Vが追いつきドロー、両者3戦勝ちなし

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[7.5 J2第3節 栃木1-1東京V 栃木グ]

 J2リーグは5日、第3節を各地で行い、栃木SC東京ヴェルディと1-1で引き分けた。栃木が数的優位で獲得したPKから先制したが、10人の東京Vがそこから同点。下位対決は勝ち点1を分け合う形となり、いずれも今季3試合勝ちなしとなった。

 今季に入って勝ちがないチーム同士の直接対決。2連敗中の栃木は初のホームゲームに向け、前節の山形戦から先発3人を入れ替え、DF田代雅也、MF森俊貴、MF榊翔太を起用した。対する東京Vはここまで1分1敗。前節の町田戦(△1-1)から2人を変更し、前節10か月ぶりの復帰で途中出場から同点弾を決めたMF藤本寛也、大卒1年目のFW山下諒也を入れた。

 グリスタのバックスタンドには栃木の選手から「共に乗り越えよう 共に闘おう ギガ足りてますか?」というリモートマッチのサポーターを配慮するユニークな横断幕が掲げられた中、先にチャンスをつくったのはアウェーの東京V。前半9分、MF井上潮音とのワンツーで抜け出した山下が田代との接触で転倒したが、ペナルティキックは与えられなかった。

 栃木は前半17分、FW矢野貴章のボール奪取から右サイドのMF明本考浩がカットインからDF奈良輪雄太に倒されてゴール右斜め前でFKを獲得。18分、榊が左足で狙ったが、惜しくも右ポストに弾かれた。20分には東京Vがゴール左斜め前でFKを得たが、MF佐藤優平のキックは相手にクリアされ、前半はそのままスコアレスで終えた。

 東京Vはハーフタイム、井上に代えてMF森田晃樹を投入。ところが先に試合を動かしたのは栃木だった。後半4分、GK柴崎貴広のパスミスを明本が奪ってシュートを放つと、柴崎の弾いたボールのカバーに入ったDF高橋祥平が手で止めてしまい一発退場。そしてこのPKを榊が右ポストに当てながらも決め、今季のチーム初ゴールが先制点となった。

 数的不利となった東京Vは後半6分、藤本に代えてDF福村貴幸を投入し、最終ラインの人数不足を補う。すると12分、右サイドを突破した山下のクロスがファーサイドに流れると、福村の折り返しに反応した佐藤が左足ダイレクトで一閃。これがネットを揺らし、起死回生の同点ゴールを奪った。試合は10人の東京Vが主導権を握ったが、最後までスコアは動かず引き分けに終わった。

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