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大迫ブレーメンが劇的ブンデス1部残留!! アウェーゴール差で40年ぶり降格回避

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奇跡の残留に成功したブレーメン。現役を引退するFWクラウディオ・ピサーロを胴上げ

[7.6 ブンデスリーガ昇降格プレーオフ第2戦 ハイデンハイム2-2ブレーメン]

 ブンデスリーガ昇降格プレーオフ第2戦が6日に行われ、日本代表FW大迫勇也が所属する1部ブレーメンは2部ハイデンハイムと2-2で引き分けた。2試合合計2-2、アウェーゴール差で上回ったブレーメンは40年ぶりの2部降格を回避し、1部残留に成功。大迫はトップ下の位置で先発し、後半23分までプレーした。

 最終節の快勝で17位に浮上し、プレーオフ出場権をつかんだブレーメン。プレーオフ第1戦はブンデス2部を3位で終えたハイデンハイムと0-0で引き分けると、アウェーの第2戦は幸先良く先制に成功。前半3分、大迫のパスを受けたMFマキシミリアン・エッゲシュタインが推進力を示し、MFミロト・ラシカ、FWジョシュ・サージェントとつないで突破を試みたところでオウンゴールを誘発し、貴重なアウェーゴールを奪った。

 トップ下の位置で先発した大迫は後半5分、エッゲシュタインのパスを受けてゴール前で決定機を迎えたが、左足シュートは相手DFのブロックに阻まれる。大迫は後半23分に途中交代。ブレーメンのリードで試合は終盤に向かったが、後半40分に失点。ハイデンハイムは縦に仕掛けたMFトビアス・モールの左足弾丸シュートがクロスバーを叩くと、こぼれ球に詰めたFWティム・クラインディーンストが冷静に押し込んだ。

 1-1に追いつかれたが、アウェーゴール差でブレーメンの優位は変わらない。迎えた後半アディショナルタイム4分、浮き球のボールで抜け出したMFフィン・バルテルスが右サイドを持ち上がってエリア内に侵入。GKを引きつけて折り返すと、走り込んだDFルドウィグ・アウグスティンソンが無人のゴールに押し込み、貴重な2点目を奪取。終了間際にはPKで1点を返されたが、2試合合計2-2、アウェーゴール差で上回ったブレーメンは1979-80シーズン以来の降格危機を回避。自力残留消滅から勝負強さを発揮し、ドラマティックに1部残留を決めた。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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