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地元メデイア「驚くべきこと」南野めぐる“最大の疑問”を指摘「彼の貢献度を判断するのが難しい理由は…」

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地元メデイアがFW南野拓実のポジションに言及

 リバプールの専門メディア『リバプール・ドットコム』が8日、FW南野拓実の起用法に関して問題提起している。

 南野は今冬からリバプールに加入し、プレミアリーグ第33節終了時点で公式戦10試合に出場。内訳はスタメン出場4回、途中出場6回となっており、ゴールやアシストはまだない。

 同メディアは「ロベルト・フィルミーノの問題を解決するリバプールの方程式は、あまりにも長い間無視されてきた。解き放たなければならない」と題した記事で「問題は南野拓実がどこでプレーするかではなく、リバプールで誰とプレーするかだ」とポイントを挙げている。

 これまで南野はリバプールの基本フォーメーションの4-3-3において、3トップの左右と中央でプレーしてきた。ザルツブルクでは右サイドハーフを務めることが多かったが、同メディアはウインガーにスピードが求められるリバプールでは「ロベルト・フィルミーノのように中央に配置されるのがベストだと考えられている」と記している。

 その中で問題点として浮かび上がったのは、南野が3トップの中央でプレーした試合のほとんどがベストメンバーではなかったことだ。一方、主力選手たちと同時に起用されたゲームでは、主に右サイドに配置されていた。

 同メディアは「これまでの彼の貢献度を判断するのが難しい理由の1つは(サンプルサイズが小さいことを除いて)、リバプールの最強ラインナップの大部分と一緒に、中央でプレーする姿をほとんど見ていないことだ」と指摘している。

 さらに「驚くべきこと」として「南野がサディオ・マネモハメド・サラーと同時にピッチに立ったのは、これまでのところ4回だけで、合計38分(累積プレー時間の10%未満)。そのうちの3回はリバプールが負けている状況だった」と具体的なデータを提示。「これは間違いなく南野をめぐる最大の未知の部分であり、それゆえに探求する価値のある道である」としている。

 3トップの中央で“偽9番"としてマネやサラーを生かし、最前線からのプレスで守備にも貢献するフィルミーノ。欠場した試合でその存在の大きさが浮き彫りになることも多く、ユルゲン・クロップ監督のサッカーで唯一無二の選手となっている。

「フィジカル的にも技術的にも、南野はフィルミーノと多くの共通点を持っているように見えるが、彼はまだマネやサラーとの接点を作る機会がない」

 リバプールはすでにリーグ優勝を決めており、南野が十分なシチュエーションの下、フィルミーノと同じ役割を与えられる可能性は以前より高まっている。その時が1つの勝負どころとなりそうだ。

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