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イニエスタが今まで最も緊張し、ストレスを感じた試合は?

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南アフリカW杯決勝を振り返った神戸MFアンドレス・イニエスタ

 ヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタが今までのキャリアで最も緊張したゲームについて語った。スペイン『ムンド・デポルティボ』が伝えている。

 これまで数々の大舞台を経験してきた名手が挙げたのは、自身のゴールで世界の頂点に立った2010年の南アフリカW杯決勝のオランダ戦(○1-0)だった。

「今までで一番緊張し、一番ストレスを感じた試合は(2010年の)ワールドカップ決勝だ。ワールドカップのファイナルでプレーすることを考えるだけでもすごいし、(入場前に)トンネルの中でワールドカップのトロフィーをバックに見ている時は残酷な気分になるからね」

 “ティキ・タカ”と呼ばれる美しいパスサッカーでEURO2008を制し、南アフリカ大会に優勝候補の一角として臨んだスペイン。グループリーグ初戦のスイス戦(●0-1)でまさかの敗北を喫したが、そこから立て直して初の決勝進出を果たした。ファイナルの相手は、スペインと同じく初優勝が懸かっていたオランダ。90分間で決着がつかずに延長戦に突入すると、延長後半11分にMFセスク・ファブレガスのラストパスからイニエスタが右足で決め、母国を初の世界王者に導いた。ゴール後に珍しく感情を爆発させてユニフォームを脱ぎ、前年に亡くなった友人へのメッセージを示したシーンは、同大会の名場面の1つとなっている。

 あまりに劇的な結末だったこともあり、優勝の実感が湧くまでに時間がかかったようだ。オランダとの激闘後、1人で部屋に入って鏡を見た時に最初に頭に浮かんだ言葉を聞かれ、こう答えている。

「決勝戦で優勝を果たした後、何度も自分に言い聞かせていたことの1つに『僕たちは世界チャンピオンだ』という言葉がある。鏡の前で、家族に向かって、そして1人でファイナルを思い出している時に……もしかしたら、それは達成できない不可能なことだと思っていたような気がしたから、何度も繰り返していたのかもしれない。僕たちは素晴らしい世界チャンピオンだった」

 そのほか、イニエスタは「カンプ・ノウでバルセロナの選手としてデビューした日、アルバセテで代表デビューした日も特別な緊張感があった」と振り返っている。

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