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神戸、今季限定“4枚替え”の猛攻実らず…開始20秒で先制も敵地で大分とドロー

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開始20秒で先制ゴールを決めたFW古橋亨梧

[7.11 J1第4節 大分1-1神戸 昭和電ド]

 J1リーグは11日、第4節を行い、ヴィッセル神戸大分トリニータと1-1で引き分けた。神戸は開始20秒で先制点を奪ったが、前半28分に大分の分厚い攻撃を受けて失点。最後は今季限定ルールの4人同時投入で攻勢を試みたが、ゴールが遠く勝ち点1にとどまった。

 今節から観客入場が解禁。4263人のサポーターが来場した中、互いに前節から先発6人を入れ替え、過密日程の負荷マネジメントを意識したメンバーを並べた。大分はDF刀根亮輔、MF島川俊郎が今季初スタメン。日本人11人を並べた神戸はDF菊池流帆が先発でJ1デビューを果たし、MF安井拓也、MF藤谷壮、FW田中順也が初先発となった。

 試合は開始20秒足らずでさっそく動いた。左サイドでボールを奪った神戸はFW古橋亨梧のカットインから安井がシュートを狙うと、刀根のブロックがペナルティエリア外にこぼれ、古橋が左足を一閃。完璧にミートしたボレーシュートはGK高木駿の届かないコースに吸い込まれ、神戸に先制点が入った。

 大分も前半8分、左サイドを突破したMF田中達也のクロスをGK飯倉大樹が弾くと、跳ね返りを拾ったFW知念慶のダイレクトシュートから波状攻撃を展開。相手DFに当たったリフレクションをFW三平和司がボレーで狙い、再び相手DFに当たったセカンドボールを再び知念が狙ったが、惜しくもゴールマウス上に外れた。

 それでも前半28分、大分は神戸のポゼッションを中盤でのミドルゾーンで待ち受け、飯倉のキックをDF岩田智輝がインターセプト。浮き球を競り合った三平が頭で落とし、知念がスルーパスを送ると、これに再び岩田が反応する。最後は飯倉との1対1を制してニア隅に流し込み、大分が同点に追いついた。

 1-1で迎えた後半は神戸が3-4-3にシステムを変更し、MF山口蛍をリベロに落として対応。すると徐々にパスがつながる場面が増え、古橋や菊池が立て続けに決定機をつくった。大分は後半16分、頭部に藤谷のスパイクが刺さったDF香川勇気が流血して立ち上がれず、3枚替えを敢行。DF三竿雄斗、MF前田凌佑、MF井上健太を投入した。

 大分は後半22分、知念のポストプレーから田中にスルーパスが送られるも、1対1で放ったシュートは飯倉がスーパーセーブ。ピンチを防いだ神戸は30分、今季限定ルールを活用して4枚替えを行い、Jリーグデビューの18歳FW小田裕太郎、FWドウグラス、MF佐々木大樹、DF渡部博文を一気に投入した。

 神戸は後半38分、ドウグラスへのロングボール攻勢からこぼれ球が小田のもとに落ちたが、絶好機でのシュートは枠外。45分にもドウグラスがゴール前の大チャンスを迎えるも、大分はDF鈴木義宜が巧みに足を出して防ぎ切った。試合はそのままタイムアップ。勝ち点1を分け合い、大分は再開後無敗(2勝1分)をキープした。

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