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昨季“優勝決定戦”の再戦…FC東京が3発逆転勝利!! 王者・横浜FMはホーム日産ス2連敗

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FWレアンドロが2ゴール

[7.12 J1第4節 横浜FM1-3FC東京 日産ス]

 J1リーグは12日、第4節を各地で行い、FC東京横浜F・マリノスが対戦した。優勝決定戦となった昨年12月7日の昨季最終節と同じ日産スタジアムでの再戦。Jリーグ史上最多入場数だった昨季の63854人から、この日は5000人以内の観客入場制限という異なる雰囲気で行われた中、昨季は0-3で敗れて優勝を逃したFC東京が3-1で勝利した。

 ホームの横浜FMは中3日の前節・湘南戦(○2-1)から先発7人を変更。MF喜田拓也、FW仲川輝人といった絶対的主力がベンチに回り、初先発のMF水沼宏太のほか、DFティーラトン、DFチアゴ・マルチンス、DF小池龍太、MFマルコス・ジュニオール、MF天野純、MF遠藤渓太、FWオナイウ阿道が新たに入った。

 対するFC東京も前節・川崎F(●0-4)から中3日。大敗を喫した多摩川クラシコから再起を図るべく、システムを4-3-3から昨季と同じ4-4-2に変更し、先発4人を入れ替えた。負傷離脱していたFW永井謙佑が先発で今季初出場を果たし、ロシア移籍が決まったMF橋本拳人、DF室屋成、FW田川亨介も新たにスタメン入りした。[スタメン&布陣はコチラ]

 前半4分、先にスコアを動かしたのは横浜FMだった。立ち上がりから右サイドを再三突破していた水沼が対面のDF中村帆高を避けてクロスを送ると、ニアサイドに入ったオナイウがフリック。そこに逆サイドのウイングから絞ってきた遠藤が右足ワンタッチで押し込んだ。遠藤はこれが今季初ゴール。昨季最終節の前回対戦以来の得点となった。

 それでもFC東京は前半10分、ようやくFWディエゴ・オリヴェイラにファーストシュートのチャンス。これはGK梶川裕嗣の正面に飛んだが、12分にはMFアルトゥール・シルバのボールキープから永井にボールが渡り、ペナルティエリア内への浮き球から室屋が右足ボレーで合わせるなど、徐々に形勢を取り戻していった。

 そして前半14分、FC東京は右サイドを駆け上がった室屋のクロスから田川が抜け出し、後方からT・マルチンスに倒されてPKを獲得。これをD・オリヴェイラが落ち着いて決め、同点に追いついた。しかしスピードを活かしてゴールに絡んだ田川は接触直後の着地で左肩を痛め、プレーを続行できず。FWレアンドロとの交代でピッチを退くことになった。

 後半20分すぎのウォーターブレイクを終えても主導権はFC東京。43分、室屋のロングフィードが左サイドを駆け上がったD・オリヴェイラに通ると、ペナルティエリアを飛び出した梶川にファウルで倒される。梶川には警告が出され、FC東京はゴール左斜め前でFKを獲得。これをレアンドロがゴール右上に決め、逆転に成功した。

 FC東京は後半も力強く試合に入り、開始早々から永井が右サイドを突破すると、ファーサイドにピンポイントのクロスを供給。バウンド際をうまく合わせたレアンドロが華麗に押し込み、さらに1点を追加した。レアンドロは途中出場から2ゴールの大活躍。FC東京は14分、永井とA・シルバを下げ、FWアダイウトンとMF安部柊斗を投入した。

 対する横浜FMは後半18分、前線3枚を一挙に入れ替え、FWエジガル・ジュニオ、FWエリキ、仲川を投入。仲川は左サイド、エリキが右サイドに入る4トップ気味のフォーメーションにした。サポーターからは期待を込めた大きな拍手が送られる中、23分にはDF畠中槙之輔が強烈なミドルシュート。頭で受けたDF渡辺剛はいったんピッチを離れたほどの威力だった。

 そろそろゴールがほしい横浜FMは後半31分、天野に代わって喜田を投入。対するFC東京はD・オリヴェイラと東を下げ、DFジョアン・オマリとMF高萩洋次郎を入れて、5バックの逃げ切り策に踏み切った。するとその後は横浜FMがボールを握る時間を増やしたものの、中盤で激しい対人戦を繰り広げたFC東京が侵入を許さず。FC東京が3-1で勝利した。横浜FMは開幕節のG大阪戦(●1-2)に続き、日産スタジアムで今季2戦2敗となった。

(取材・文 竹内達也)
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