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CL出場禁止撤回のマンチェスター・シティ、今夏に新CBなど積極補強へ

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シティを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督

 マンチェスター・シティはUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)出場禁止が撤回されたことで、今夏に積極的な補強に出るようだ。イギリス『テレグラフ』が伝えた。

 欧州サッカー連盟(UEFA)からファイナンシャル・フェア・プレー(FFP)の“重大な違反”を指摘され、2年間の主催大会出場禁止処分を科されたシティだが、スポーツ仲裁裁判所(CAS)は13日に処分の撤回を発表。これにより、ジョゼップ・グアルディオラ監督が率いるチームは、来季も欧州一を懸けてプレーできることが決まった。

 CL出場が認められたことは、スポーツ面だけではなく、財政面でもクラブにとって大きな朗報。2年間欧州最高峰の舞台から離れれば、2億ポンド(約270億円)の減収につながった可能性があったが、これによりプレミアリーグ3連覇を逃したシティはこの夏の移籍市場に巨額の費用を投入する可能性がある。

 グアルディオラ監督が補強を熱望するのは、センターバック、左サイドバック、そしてレロイ・サネの代役となるウィンガー。さらに、同メディアでは3つのポジションに加え、新ストライカーとこれから退団する選手の代役を含め、少なくとも5選手を補強すると予想した。

 昨夏に退団したビンセント・コンパニの代役センターバックを獲得できていない同クラブは、7500万ポンド(約100億円)とされるナポリのカリドゥ・クリバリの獲得を目指す。29歳のナポリDFは、通常のターゲットよりもやや高齢だが、グアルディオラ監督は同選手のリーダーシップやフィジカル、スピード、経験値を高く評価。すでに9敗を喫し、34ゴールを許す守備陣の改善に必要なピースと考えられている。

 これまでには、ルーベン・ディアス、パウ・トーレスナタン・アケ、カグラル・ソユンチュ、ミラン・シュクリニアルダン・アクセル・ザガドゥらの名前が挙がっていたが、現段階でクリバリが最有力候補になるようだ。

 その一方で、ニコラス・オタメンディジョン・ストーンズは今夏に退団する可能性があるが、現段階で不透明。ケガに泣かされたり、低調なプレーに終始したりするイングランド代表DFは、週給18万ポンド(約2400万円)という高額なサラリーがネックとなり、新天地探しに難渋するようだ。

 また、左サイドバックにはレスター・シティベン・チルウェルが候補に。グアルディオラ監督はコンディションが安定しないバンジャマン・メンディに不満を抱え、オレクサンドル・ジンチェンコに至っては控え扱いと、レスターDFの獲得を希望するが、チェルシーらとの争奪戦が待っている。また、トッテナムからの退団が濃厚なヤン・フェルトンヘンも選択肢の1つに挙がるようだ。

 退団したサネとシーズン終了後にチームを離れるダビド・シルバの代役確保も急務。今季はリヤド・マフレズが好調ではあるものの、アストン・ビラのジャック・グリーリッシュアトレティコ・マドリーサウール・ニゲスをリストアップするようだ。

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