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北川航也、欧州初シーズンは3得点にとどまるも…ラピドからの信頼は絶大と現地紙指摘

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ラピド・ウィーンFW北川航也

 オーストリア1部ラピド・ウィーンに所属するFW北川航也は欧州での初シーズンで3ゴールと今一つ輝きを放てず。だが、現地紙『クリーア』はクラブからの期待はそれでも依然として大きいと見ているようだ。

 日本代表でも8キャップを記録している北川は昨夏に4年契約で清水からラピドに移籍。オーストリア・ブンデスリーガ第5節から出場機会を与えられるも新天地初ゴールを決めた昨年9月末のザルツブルクとのカップ戦で足首の重傷を負い、12月まで長期離脱を余儀なくされた。

 そして現在23歳のアタッカーはコロナ禍の影響による中断明け4試合目、6月14日に行われた第26節ボルフスベルガー戦でついにリーグ戦初ゴールをマークすると、今月5日の最終節でもまた同じ相手に得点。シーズンを2位に終えたラピドで合計3ゴールを記録したものの、先月28日のシュトゥルム・グラーツ戦では決定機を逸する場面で話題を呼ぶなど課題を残すシーズンでもあった。

 しかし『クリーア』によると、「コウヤ・キタガワには今後に向けても(クラブ側から)絶大の信頼が寄せられている。日本人選手は初シーズンでは(重傷を負ったことにもよって)3ゴールしか挙げなかったにも関わらず」と指摘。その理由については、「『クリーア』に対して関係者が証言したところ、フォワードは特に再開前の非公開練習では突出した姿を見せていたようだ」と伝える一方で、「23歳は優勝プレーオフで好機を逸した度により緊張してしまった」と続けた。

 同紙はまた、「ラピドのユニフォームを着用する初の日本人は、彼の獲得が正解だったことを必ず証明したいようだ」と本人の新シーズンに向けての意気込みに言及。なお、「競技面の責任者は里帰りしたキタガワには『焦らないこと』というアドバイスを与えていた」とも伝えている。

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