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「簡単な決断ではなかった」18歳の先発起用…指揮官の期待に“結果”で応えた千葉FW櫻川ソロモン

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 いきなり結果を残した。ジェフユナイテッド千葉FW櫻川ソロモンはJデビュー戦で決勝点となるゴールを奪った。

 190センチ・86キロと恵まれた体格を持つ櫻川は、千葉U-15、千葉U-18を経て今季トップチームに昇格。第4節まではベンチ入りもなかったが、金沢戦で先発に抜擢されると、最前線で体を張ってターゲットマンとなるだけでなく、前半23分には値千金の先制点を叩き込む。

 右サイドからMF矢田旭が送ったクロスに飛び込むと、GK白井裕人と競り合いながらも態勢を崩さず。素早くこぼれ球に反応すると、右足で蹴り込んでJ初ゴールを記録。自身は後半31分にピッチを後にしたものの、チームは敵地で2-0の完封勝利を収めた。

「出場機会をシーズンの早い段階でもらえたので、ここでチャンスをつかめたらと思っていた。練習から良い準備ができていたので、試合でうまくハマった感じがあったし、皆に期待されていたのでゴールできたのは良かった」。試合後のインタビューに答えた18歳はデビュー戦でのゴール、そしてチームの勝利に喜びを表した。

 この日の千葉は、前節栃木戦からGK新井章太を除く先発10人を変更。そして、スターティングメンバー中に櫻川の名前はあった。

「ソロモンをスタメンで出すことは簡単な決断ではなかった」。試合後の会見でそう語った尹晶煥監督は、「トレーニングで良い姿を見せてくれていた」ことで先発起用を決断。櫻川は1得点と結果を残すだけでなく、前線でターゲットマンとしての役割を果たしたが、「一試合で評価するのは違う」と語ると、「この試合をきっかけに本人がもっと努力をするのであれば、もっと良い選手になると思う」とさらなる成長に期待を寄せた。

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