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誰も言い訳を信じない…ソン・フンミンへの人種差別発言でアーセナル『AFTV』が謝罪

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人種差別発言を受けたFWソン・フンミン

 トッテナムの韓国代表FWソン・フンミンに対する人種差別的な発言があったとして、アーセナルサポーターの公式YouTubeチャンネル『AFTV』が謝罪した。イギリス『ザ・サン』など複数メディアが報じている。

 ソン・フンミンは12日にホームで行われたプレミアリーグ第35節アーセナル戦(○2-1)で先発出場し、1ゴール1アシストを記録。“ノース・ロンドン・ダービー”の逆転勝利に貢献するとともに、同リーグでアジア人として史上初の10ゴール10アシストを達成した。

 しかし、この活躍の裏でアーセナルのサポーターによる人種差別発言があったようだ。

 試合当日に『AFTV』はライブ配信を実施。ソン・フンミンが交代で退く際、過激発言が多いことで知られるクロード・カレガリ氏が「DVDが出ていくぞ」とコメントしたという。

 イギリスで「DVD」はアジア人に対する差別用語で、アジア系移民が違法で複写したDVDを販売することからきている。ソン・フンミンは以前もウエスト・ハムのサポーターから同じような人種差別発言を受けており、その時は該当サポーターが罰金処分を受けた。

 今回の発言が物議を醸すと、クロード氏は『AFTV』を通じて「アーセナルに勝ったトッテナムが記念のDVDを発売すると言ったんだ」と弁解。人種差別的な意図はなく、ジョークだったと強調したが、火に油を注ぐ結果となってしまった。

 韓国『朝鮮日報』によると、アーセナルのファンブログ『ジャスト・アーセナル』は「再び『AFTV』がアーセナルに恥をかかせた」と非難。「釈明は全く話にならない」と、苦し紛れの言い訳であることを指摘した。さらに他のファンからも厳しい意見が寄せられたという。

 これを受けて『AFTV』の運営者であるロビー・ライル氏は、自身のSNSでクロード氏の人種差別発言、そしてジョークだと釈明した動画について「心からお詫び申し上げます」と謝罪。レギュラーゲストだったクロード氏の出演を無期限で停止するとした。

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