レアル・マドリーは16日、2020-21シーズンからスペイン女子1部リーグに参加するレアル・マドリー・フェメニーノのメンバーを発表した。その中の1人であるGKサラ・エスケーロ(21)に、スペイン『カデナ・セール』など同国の複数メディアが注目している。

　エスケーロは過去にアトレティコ・マドリーのBチームに所属していた。しかし、クラブは2016年に同選手を追放。同年に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)決勝のレアル対アトレティコ(1-1、PK5-3)で、レアルのタオルマフラーを身に着け、通算11度目の優勝を祝う写真をSNSにアップしたことが原因だった。

　アトレティコを退団した後、エスケーロは今季までクラブ・デポルティボ・タコンでプレー。レアルが来季からのスペイン女子1部リーグ参戦に伴い、同クラブを吸収合併したことで、ついに“憧れのチーム”の一員となった。『カデナ・セール』は「彼女の夢の実現」と記している。

　本人も自身のツイッター(@saritaezquerro)で「物心のついた頃から、私の夢はレアル・マドリーのシャツを着て、私の命でもあるエンブレムを胸につけることでした。今日、やっと夢を叶えたと言えるようになりました。このクラブで歴史を作っていけることを光栄に思います」と喜びをつづった。

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