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「バルサは“新ミランやユナイテッド”になり得る…」来夏会長選候補が警鐘

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今季のリーガ優勝を逃したバルセロナ

 バルセロナが新たなミランやマンチェスター・ユナイテッドになる危険性があると、クラブの会長候補であるビクトル・フォント氏は考えているようだ。

 今季、宿敵のレアル・マドリーにラ・リーガ戴冠を許したバルセロナ。コパ・デル・レイでもすでに敗退し、残すタイトルはUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)のみと、無冠に終わる可能性がある。さらに、FWリオネル・メッシやFWルイス・スアレス、DFジェラール・ピケといった主力の高齢化や財政面など、多くの問題が指摘されている。

 そんな中、2021年のバルセロナ会長選でジョゼップ・マリア・バルトメウ会長の対立候補であるフォント氏は、イギリス『BBC』で「この10年間でコンペティションは今まで以上にプロフェッショナルになっている。プレミアリーグ勢は良くマネージメントされ、ましてや国営会社がクラブを経営して多くの資金を投じている」と話し、クラブがこの流れに置いて行かれる可能性があると感じているようだ。

「我々が試みていることをしない限り、バルサは新たなミランやマンチェスター・ユナイテッドになるリスクを有している」

 セリエAの強豪であり、ヨーロッパで最も成功したクラブの代表例であるミランだが、近年は財政面の問題や移籍市場での失敗、さらに度重なるオーナーシップの変更といった影響により、CL出場権はおろか、ヨーロッパリーグのチケット獲得にも苦戦。2011年を最後にスクデットから遠ざかり、CLには2014年以来出場できていない。

 一方のユナイテッドは、アレックス・ファーガソン監督が勇退した2013年を最後にプレミアリーグ優勝から遠ざかり、2008年に制したCLには、近年コンスタントに出場できていない。

 また、フォント氏は長年にわたりエースとしてチームに貢献するメッシについても言及。一部では来夏に退団する可能性が報じられる中、同氏は「彼は幸せでないし、今後に疑念を抱いている。特にチャンピオンズリーグで勝てないことで、彼のフラストレーションはたまっているだろう」と話し、仮に来夏から運営権を手にできれば同選手に複数回のCL制覇を届けられるように最善を尽くしたいと誓った。

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