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PK奪取にJ1初得点…“日立台”のサポの前で躍動した柏MF仲間隼斗

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MF仲間隼斗のJ1初ゴールが打ち合いの決勝点となった

[7.18 J1第5節 柏3-2湘南 三協F柏]

 “特別な舞台”で挙げた得点が決勝点となった。柏レイソルが先行し、湘南ベルマーレが追う展開となった一戦で決勝点となったのは、後半25分のMF仲間隼斗の得点だ。ショートカウンターの場面からMF神谷優太はファーサイドでフリーになっていた仲間へクロスを送る。背番号33は胸トラップから右足を振り抜くと、再びリードを2点とした。

「自分は前目の選手なので、逆サイドにボールがあるときでもゴール前に入っていくのはネルシーニョさんに言われているので体現できた。ミカ(オルンガ)、(江坂)任にマークがついていたので、優太が自分を選択してくれてゴールがとれたと思います」

 中学年代、高校年代を柏の下部組織で過ごした仲間は、2011年に熊本に加入すると開幕節でJデビュー。熊本で4シーズンプレーした後、讃岐、岡山とわたり、昨シーズンはキャリアハイとなる40試合15得点を記録した。そしてプロ10年目の今シーズン、岡山から“古巣”である柏に復帰。第2節のFC東京戦でJ1デビューを果たすと、今節はJ1初先発を果たすと、同時にJ1初得点を挙げてチームを勝利に導いた。

 6年間柏の下部組織でプレーした仲間にとって、“日立台”(三協フロンテア柏スタジアムの愛称)はやはり“特別な舞台”だ。FC東京戦は無観客試合の中での出場だったが、この日は2645人の黄色いサポーターの前で躍動した。

「人数は少ないですけど、“日立台”で観客がいる中でプレーできる喜びは今日で気づけた。楽しめたし、その上で勝利できたのは嬉しかった」

 前半終了間際には、ドリブルで仕掛けてPKを奪取。攻守でアグレッシブさを見せた仲間が、柏の熾烈な2列目のポジション争いで大きなアピールをしてみせた。

(取材・文 奥山典幸)
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