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「得点につながるプレーを」積極性見せた湘南MF鈴木冬一

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MF鈴木冬一が湘南の左サイドから攻撃を展開

[7.18 J1第5節 柏3-2湘南 三協F柏]

 前節、今季初の無失点で今季初の勝ち点を獲得した湘南ベルマーレだったが、柏戦では前半のうちにCKとPKから2点を許してしまった。運動量豊富な柏は、攻めてはテンポよくまわし、守ってはチャンスをほとんどつくらせなかった。「うまくこぼれ球をひろえなかった」と浮嶋敏監督は苦戦を強いられた前半を回想した。

 劣勢の中、気を吐いたのが左ウイングバックのMF鈴木冬一だ。サイドに開いてボールを受けると、果敢に仕掛け、攻撃を演出した。「自分たちの思うようなサッカーができなくて、苦しい45分」と鈴木は吐露した。

 ハーフタイム、右ウイングバックにMF古林将太を入れると右サイドの攻撃が活性化され、古林のクロスからFW石原直樹のシュートをGK中村航輔が弾いたところをMF松田天馬がつめて1点差になった。

 その後柏に追加点を許すも、「個人としても得点につながるプレーを」と気概を見せる鈴木がチャンスを創出する。左サイドから中央に進出すると、釣り出された柏CBのスペースでパスを受ける。これは柏DFにクリアされてしまったが、そのCKで鈴木のボールを石原直が合わせて再び1点差に追い上げる。

 5分のアディショナルタイムも含めて柏ゴール前でのシーンを増やしたが、一歩及ばず、2試合ぶりの敗戦となった。「相手の足も止まって、PAに入っていく形も増えた」と後半の戦いには光明を見た浮嶋監督だったが、反撃の狼煙を上げた直後にパスミスでボールをわたし、そのままカウンターから決勝点を献上。「3失点目が一番このゲームを分けたところじゃないかと思います」と指揮官は悔やんだ。

(取材・文 奥山典幸)
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