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FA杯準決勝を前に指揮官も舌戦…ランパード「VARが味方していた」スールシャール「審判の決定が正しい」

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準決勝で相まみえる両監督

 FAカップ(国内杯)準決勝2日目は19日に行われ、マンチェスター・ユナイテッドチェルシーが対戦。ユナイテッドのオーレ・グンナー・スールシャール監督とチェルシーのフランク・ランパード監督が試合前日に激しい舌戦を繰り広げている。18日、英『BBC』が伝えた。

 FA杯は17日に準決勝1日目を行い、アーセナルがマンチェスター・シティを2-0で破り、決勝進出を決めた。その相手となるチームは18日の準決勝2日目で対戦。ユナイテッドは今季リーグ戦ちカラバオカップ(リーグ杯)でチェルシーに3連勝しており、現在公式戦19試合無敗(14勝5分)と絶好調。対するチェルシーはMFエンゴロ・カンテの負傷による離脱など、不安要素もある。

 チェルシーの公式サイトでは、ランパード監督の会見を伝えており、指揮官はそのタイトルへのこだわりを語る。「いいプレーをしてタイトルを取りたい。それがこのクラブとグループにとって何を意味するのかということです」と言及し、自身も4度、さらに父もウエスト・ハムで2度優勝していることを明かした。

「僕は幸運にも選手として優勝することができた。父親が75年と80年に優勝するのを見て育っている。だからFAカップには強い思い入れがあるし、それは何年経っても変わらない」

「今や私は監督で、カップ戦のたびに勝つために最善を尽くしたいと思っている。そして、ウェンブリーに愛するクラブと共に戻ってこれたのを誇りに思う。準決勝とはいえ、マンチェスター・ユナイテッドとの一大決戦だし、日曜日には、自分を誇りに思っていたい」

 しかし相手であるユナイテッドに、チェルシーは今シーズン3連敗中だ。指揮官は「もう少し運があれば、そしておそらくVARの助けがあれば、結果は違ったものになっていたかもしれない」と発言。ユナイテッドの強力なカウンターを称賛しつつ、「(ブルーノ)フェルナンデスは、彼の動きが非常に巧妙だ。アストン・ビラ戦では、ペナルティではないのに、ペナルティのように感じさせることができていた」と皮肉を口にした。

 この発言を後に聞いたスールシャール監督は「私の選手たちは“ダイバー”ではない」と反論。「私は選手たちを100%守る。足が折れる場面だってある。ただ守ってもらいたいんだ」とVARに対するネガティブな発言を否定した。

「レフェリー次第だが、話しすぎて影響を与えようとする人が多すぎる。私はそんなことをしたくはない。VARはより正確な決定を下すために存在している」

 あくまでVARの判断をフォローする指揮官は「事実に基づく決定は事実であると以前から言ってきた」と強調。「1cmでも1mでもオフサイドならばオフサイド。それが現代のサッカーだ」と現行の流れに則った上で、「我々の歴史でやってきたことでもあるが、正しい方法でトロフィーを勝ち取る」とタイトル獲得に向け、意気込みを語った。

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