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「なんとしても決めてやる」FW中野誠也が大怪我からの復活弾!! ホーム無敗の磐田が北九州撃破

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磐田FW中野誠也

[7.19 J2第6節 磐田2-0北九州 ヤマハ]

 J2リーグは19日、第6節を各地で行い、ジュビロ磐田ギラヴァンツ北九州を2-0で破った。前節で左膝前十字靭帯損傷の大怪我から9か月ぶりの復帰を果たしたFW中野誠也が決勝弾。アウェーでは連敗中の磐田だが、本拠地ヤマハでは強さを見せて今季4戦負けなし(3勝1分)となった。

 ホームの磐田は中3日の前節福岡戦(●0-1)から先発6人を変更。DF宮崎智彦、MF大森晃太郎、MF針谷岳晃、MF山田大記、FW三木直土、FWルリーニャが新たに入り、ユースから昇格1年目の三木はプロ初スタメンを飾った。一方の北九州は前節京都戦(△0-0)に続いて4試合連続で同じ11人を並べた。

 最初に決定機を迎えたのは北九州。前半6分、右サイドからのFKをDF福森健太がゴール前に送り込み、ファーの味方が頭で折り返したが中では合わなかった。7分にもMF加藤弘堅のサイドチェンジから福森が右サイドを突破し、ファーサイドにクロスを供給。これに合わせたFW鈴木国友のヘディングシュートはわずかに枠を外れた。

 磐田は前半23分、2列目から飛び込んだMF山田大記がペナルティエリア右から折り返し、三木がニアで潰れたセカンドボールをMF上原力也が狙うもGK永井堅梧が落ち着いてセーブ。北九州は32分、またも福森のクロスからDF永田拓也が大外から合わせたが、左足シュートはミートしなかった。

 前半はスコアレスのまま終了。後半も先にチャンスを迎えたのは北九州。3分、福森のクロスに加藤が頭で合わせたが、シュートは大きく右に外れた。磐田は8分、持ち味をなかなか発揮できなかった三木に代えて中野を投入。サイドにもDF櫻内渚に代わってDF小川大貴を入れて攻勢をしかけた。

 すると後半9分、磐田は中野とのワンツーで抜け出した上原のラストパスにルリーニャが抜け出し、フリーでシュートを放ったが永井がスーパーセーブ。10分、小川のクロスが永田の腕に当たって主審は磐田にPKを与えたが、ルリーニャのキックは永井が完璧な読みで阻止し、守護神の連続ビッグセーブで試合の均衡が守られた。

 それでも後半16分、磐田がついに試合を動かした。中盤で絞って受けた大森が相手の動きを見ながら加藤の股を抜くスルーパスを通すと、中野が絶妙なタイミングで最終ラインを打開。永井のタイミングを外した右足トーキックで脇下を通し、美しいゴールで先制点を奪った。左膝前十字靭帯損傷の大怪我から前節で9か月ぶりの復帰を果たした中野はこれが今季初ゴールとなった。

 北九州は後半20分、24分に一気に4選手を投入。飲水タイム明けにはMF斧澤隼輝がカットインから惜しいシュートを放つ場面もあった。それでも磐田は41分、右コーナーキックの流れから途中出場MF山本康裕がクロスを送ると同じく途中出場のFWルキアンがヘディングシュート。これがネットに突き刺さり、交代起用の選手が2ゴールを奪った磐田が2-0で勝利した。

 試合後、フラッシュインタビューに応えた先制弾の中野は「試合に入った時点でなんとしても決めてやるという気持ちを持っていた。大森選手からいいパスが来て、自分としても裏のスペースを狙えていた。ファーストタッチは伸びてしまったけど気持ちで押し込んだ」と振り返った。

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