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残留決めた乾貴士エイバルは黒星で最終節終える…ビジャレアルが功労者2人の花道飾る4-0大勝

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後半開始から途中出場したMF乾貴士

[7.19 リーガ・エスパニョーラ第38節 ビジャレアル4-0エイバル]

 MF乾貴士の所属するエイバルは19日、リーガ・エスパニョーラ第38節でビジャレアルのホームに乗り込み、0-4の大敗を喫した。3戦ぶりにベンチスタートとなった乾は後半開始から途中出場。チームは4試合ぶりの敗戦で今季終了となった。

 すでに来季のUEFAヨーロッパリーグ(EL)出場権を得ている5位ビジャレアルと、1部残留を決めている13位エイバルの対戦。前半は後方から徹底的にボールをつなぐビジャレアルにエイバルが前からプレッシャーをかけ、カウンターを中心にゴールへ迫る展開となる。しかし、互いに決め手を欠いて0-0で45分間を終えた。

 エイバルはハーフタイム明けからDFラファ・ソアレスに代えて乾を投入。前節バジャドリー戦(○3-1)で今季2得点目を記録した同選手は左サイドに入った。攻撃に変化を加えたエイバルだったが、立ち上がりにDFホセ・アンヘルが負傷するアクシデント。2枚目の交代カードを切り、MFセルヒオ・アルバレスを送り出した。

 後半も高いボールポゼッションで試合を進めるビジャレアル。後半16分に今季限りで退団するMFサンティ・カソルラが中央から右サイドに大きく展開し、パスを受けたFWジェラール・モレノがドリブルから左足のアウトでクロスを送る。ゴール前にフリーのMFビセンテ・イボラが飛び込むが、右足でうまくミートできなかった。

 それでも後半26分、カウンターからカソルラがスルーパスを送ると、スピードに乗って右からオーバーラップしたMFアンドレ・ザンボ・アンギッサが受け、PA内に進入。追いかけてきたアルバレスをかわし、左足のシュートで均衡を破った。

 一時は右足切断の危機に見舞われながらもカムバックを果たし、今季はキャリアハイとなる11得点を挙げているカソルラ。先制後も要所で高いテクニックを見せ、ビジャレアルのチャンスを創出していく。後半37分に交代で退く際には、両チームの選手やスタンドから大きな拍手が送られた。

 後半41分にはGKアンドレス・フェルナンデスからのロングボールを前線のモレノが収め、PA内左で2人のDFを翻弄。左足で豪快なシュートを決め、2-0とする。直後の同43分、今季限りでの現役引退を発表しているビジャレアル一筋のMFブルーノ・ソリアーノが途中交代。カソルラと同じく、大きな拍手に包まれてピッチを後にした。

 ビジャレアルの猛攻は続く。後半44分に後方からのパスワークで縦に運び、モレノが再び左足で決めて3-0。同アディショナルタイム4分にはMFモイセス・ゴメスのゴールも生まれ、4-0で相手を振り切った。連敗を2で止め、5位を確定させる3試合ぶりの白星。敗れたエイバルは連勝が2でストップし、4戦ぶりの黒星で最終節を終えた。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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