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ボローニャ冨安健洋のセリエA初得点に沸く地元紙「美しい。悪魔のようなゴール」

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 18日のミラン戦でセリエA初ゴールをマークしたボローニャ日本代表DF冨安健洋について、ボローニャの地元紙が19日、見解を示した。

 冨安は18日、敵地サンシーロで行われたミランとの一戦で右サイドバックとして先発。DFイブラヒマ・エムバイェと交代するまで59分間プレーした。44分にはセリエA初ゴールを記録。ペナルティエリア手前の中央でMFロベルト・ソリアーノからパスを受け取ると、DFアレッシオ・ロマニョーリをかわして、左足で華麗なシュートをゴール左隅に決めた。セリエAにおいて、日本人選手による得点は、2017年5月、当時ミランに所属していたMF本田圭佑のゴール以来、3年ぶり。このときもミラン対ボローニャの一戦(3-0でミランが勝利)だった。さらにミランから得点を奪ったのは、1999年にペルージャに所属していた中田英寿氏以来、日本人選手として2人目の快挙だった。

 そんな21歳のボローニャDFについて、『コリエレ・ディ・ボローニャ』は、「トミのスーパーゴール」などと報道。1-5と大敗し、指揮官のシニシャ・ミハイロビッチが「恥ずべき試合」と苦言を呈した一戦において、「トミヤスのイタリア初ゴールは唯一の喜び。しかも美しかった」などと賛辞を贈った。また「44分に光が射した。18メートルの位置からゴール左上の隅を捉え、トミヤスのクレイジーなゴールが生まれた。残念なパフォーマンスが何度かあった後だったが彼に本当にふさわしい初ゴールだった」と振り返った。

 さらに採点においても冨安に言及。及第点であると同時にチーム内最高点の「6」をつけ、「右サイドでプレーし、たびたび1人でミランの選手2人に対応していた。そして45分に1-2となるスーパーゴールを考え出し、セリエA初得点をマークした」などとコメントした。一方で守備での課題にも触れ、「後半、(アンテ)レビッチに翻弄され、1-4の場面ではあまりに簡単に得点を与えてしまった」と綴った。

『レスト・デル・カルリーノ』も同様に冨安のパフォーマンスを「6」と評価。「トミヤスが唯一の合格者だ」と述べ、チーム内最高評価を与えた。寸評では、「彼のサイドにおいては、赤い悪魔(ミランの愛称)の雨が降り注いだが、ハーフタームの直前に、彼自身が悪魔に変身。ゴール隅に左足でゴールを決めた」とコメント。本家の悪魔を圧倒するスーパーゴールを称えた。

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