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宮市亮の状態が心配…ザンクト・パウリSD、過去のひざのケガとの関係を認める

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ザンクトパウリFW宮市亮

 ブンデスリーガ2部ザンクト・パウリ宮市亮は、治療のためにシーズン終了前から帰国していたことが明らかに。クラブのアンドレアス・ボルネマンSD(スポーツディレクター)が認めている。

 大きなケガもなく充実していたシーズンを過ごしていた宮市だが、5月末に行われた第28節ハイデンハイム戦を最後に、ついに連続出場記録がストップ。次節カールスルーエ戦をひざの問題で欠場すると、第30節ボーフム戦で先発復帰を果たすも、74分には途中交代。それからの4試合は離脱を余儀なくされていた。

 ヨス・ルフカイ前監督は、宮市の欠場理由について、「ひざの問題」と示唆していたが、両ひざの十字じん帯の断裂など度重なる重傷に悩まされただけに周囲からは心配の声も。そして、地元紙『ハンブルガー・モルゲンポスト』が伝えたところ、ボルネマンSDはここにきて、「彼のひざの過去(のケガ)とも関係がある」と認め、今回の問題は選手の運動器系や筋肉系に影響を及ぼすものとした。

 同SDは「リョウはボーフム戦後、内転筋のあたりの大きな問題を訴えていた」と明かすと、「だから我々は当面は彼を外す決断を下したんだ」と説明。シーズン終了前の帰国を認めたことも明かしたSDは「彼がとても用心深いのはもちろん知っているが、最初は離れさせる許可を出すのはためらった」とも話している。

 2018年4月には3回目のひざの十字じん帯断裂の疑いが発覚するも、日本の医師の下で保存療法の治療を行い、『モルゲンポスト』曰く“奇跡的に”その2カ月後に復帰を果たした宮市。「リョウは週明けにハンブルクに戻り、それから様子を見よう」と話すボルネマンSDだが、今回も前回当時と同じポジティブな結末を待ち望んでいる。8月初旬に新シーズンに向けて始動するザンクト・パウリだが、宮市はそれまでピッチに戻れるのだろうか。

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