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ザッケローニ氏が持論「中国はサッカーに適さない。これでは成長できるわけがない」

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かつて日本代表でも指揮を執った{アルベルト・ザッケローニ}}氏

 元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏が17日、地元チェゼナーティコのホテルで講演会を行い、自身が指揮を執ったアジアの国について語った。地元紙『チェゼーナ・トゥデイ』が伝えた。

 ザッケローニ氏は、ミランやインテル、ユベントスなどセリエAのビッグクラブの指揮官を歴任したのち、2010年に日本代表監督に就任。チームを2014年ブラジル・ワールドカップへと導いた。その後もアジアでの活動にまい進し、北京国安の指揮官を経てUAE(アラブ首長国連邦)代表の指揮官に就任。昨年1月のアジアカップで準決勝進出を果たした。そんなザック氏は、アジアでの経験を振り返ると、かつて指揮を執ったUAEや中国について自身の見解を示し、両国の問題点を指摘した。

「UAEにおいては、サッカーへの情熱が不足している。UAEの人々は、家のソファーでくつろぎながら観戦する。スタジアムになんて行ったりしない。一方、中国はサッカーに適していない場所。各チームでは、最もカリスマ性を持った選手の発言力が強い。それにすべてのクラブが資金潤沢であるために、移籍市場の取引を行うのは不可能。これでは成長できるわけがない」

 26歳で指導者としての道を歩み始めたザック氏。そのキャリアは40年に及ぶが、多くの指揮官のように代理人と契約せず、各チームと自ら直接交渉を行ってきた。イタリア人指揮官はその理由を告白。「代理人をつけたことは一度もない。自分の代理人が担当する選手を指導した際に、影響を受けるリスクを避けるためだよ」と明かした。
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