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“攻めの選択”で移籍後初ゴール!! 柏MF神谷優太「正直、まだまだ」

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豪快な移籍後初ゴールを記録した柏レイソルMF神谷優太

[7.22 J1リーグ第6節 浦和 0-4 柏 埼玉]

 迷いなく右足を振り抜いた。ボールがゴールネットを揺らし、移籍後初ゴールが決まったことを確認した柏レイソルMF神谷優太は充実した表情を浮かべていた。

 今季、愛媛から加入。開幕戦から途中出場ながらも出場機会を得ると、第4節川崎F戦から先発の座を奪い、続く第5節湘南戦では2アシストを記録した。輝きを放ち始めた男は、第6節浦和戦でも存在感を発揮してみせた。

 右サイドハーフの位置に入り、攻守に運動量豊富に働く。この日はチームトップとなる走行距離を記録したように、90分間、ピッチ狭しと走り回った。そして、決定的な仕事もやってのける。まずは後半11分、左サイドのDF三丸拡が送ったクロスにファーサイドで反応すると、「最初はヘディングで決めようと思ったけど、ボールが高かったし、(仲間)隼斗くんが見えた」と瞬時の判断でプレーを選択。ヘディングで落としたボールをMF仲間隼斗が押し込んでアシストを記録する。

 勢いは止まらなかった。後半44分、センターサークル内で味方が奪ったボールを拾うとドリブルを開始。前方にはFWオルンガとFW山田雄士が走っていたが、「1対1なら仕掛けるべきだと思った」と自らボールを運ぶ。一気にスピードに乗り、PAわずか外まで進撃すると、「振って行くことが大事」と右足を振り抜く。思い切りよく飛び出したボールは、スライディングしたDF岩波拓也にわずかに触れながらも勢いは落ちず。豪快にネットに突き刺さり、移籍後初ゴールが生まれた。

 3試合連続の先発出場、そして1得点1アシストの活躍。着実に地盤を固めているが、満足することなどない。「正直、まだまだだし、向上心を持ってやっていかないといけない」。23歳の視線は上だけを見据えている。

(取材・文 折戸岳彦)
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