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乗りに乗った柏GK中村航輔、「最後の最後までボール見て」決定機をことごとくストップ

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柏レイソルGK中村航輔

[7.22 J1リーグ第6節 浦和 0-4 柏 埼玉]

 まさに守護神の働きを披露。柏レイソルGK中村航輔はチームを今季初の完封勝利へと導いた。

 ゴールマウスを捉えるシュートをことごとくストップした。まずは前半21分、PA内から放たれたMFファブリシオのシュートを右足1本で防ぐと、同45分にはDF山中亮輔のラストパスからPA内でフリーになったMF関根貴大のシュートを驚異的な反応を見せて足で弾き出した。1点のリードこそ奪っていたが、前半終了間際に同点に追い付かれていれば、試合の流れは大きく変わったはずだ。プレー後に雄叫びを上げたように、本人にとっても会心のセーブだっただろう。

 後半に入っても集中力は途切れない。後半32分に至近距離から放たれたMF伊藤涼太郎のダイレクトボレーを防ぐなど、ゴールにカギをかける。試合を通して14本のシュートを許したものの、1点も許すことなく試合を終えた。

「最後の最後までボールを見ることができてストップできたと思う」

 ちばぎんカップで負傷してJ1開幕には間に合わず。「開幕前に怪我をしたのは不運だった」。再開後も今季加入したGKキム・スンギュがゴールマウスを守り、中村はベンチを温めていた。しかし、前節湘南戦で今季初先発のチャンスをつかむと再開後初勝利に貢献。そして、2試合連続先発出場を果たした浦和戦で今季初の完封勝利へと導いた。

「誰が出ても監督の狙いを遂行する」。今後もライバルと切磋琢磨しながら高みを目指し、柏のゴールを守り続ける。

(取材・文 折戸岳彦)
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