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横浜FC草野侑己、J1デビュー30秒後にポスト直撃ボレー「決めていれば」

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横浜FCのFW草野侑己

[7.22 J1第6節 横浜FM4-0横浜FC]

 得点を期待して投入された直後、ファーストシュートはゴールポスト直撃。横浜ダービーでJ1デビューを果たした横浜FCのFW草野侑己は「あのシュート場面もそうだけど、決めていれば良かった」と初ゴールに及ばなかった瞬間を振り返った。

 今月21日に24歳の誕生日を迎えたばかりの草野は阪南大からの加入2年目。昨季はシーズン序盤の負傷に泣いたものの、J2第35節の柏戦では首位を破る決勝ゴール、続く第36節金沢戦でもビハインドから逆転に導く2ゴールと、途中出場からラッキーボーイ的な活躍を見せ、J1昇格に大きく貢献した。

 そうして迎えた今季だったが、開幕からベンチ入りの機会さえなく、この日が初めてのメンバー登録。それでも「J1という舞台で点を取ることは常に練習から意識していた」という背番号25は、後半16分の投入早々に持ち前のギラギラ感をさっそくプレーで表現してみせた。

 フィールドインからわずか30秒後、草野は相手CB脇のスペースで味方にボールを求めると、MF佐藤謙介の巧みなダイレクトパスが目の前へ。ファーストプレーで早速決定機を迎えた。ワンタッチ目のトラップは上々。そしてツータッチ目には思い切った左足ボレーシュート。ところが見事にミートしたかに思われたボールは、無情にも左ポストを叩いた。

「いいミートはしていた。ニアハイの上を狙ったけど、力みすぎて下に行ってしまった」。絶好のチャンスを逃した草野はその後、ゴール前で相手DFとの駆け引きを続けていたが、後半40分にMF中村俊輔の右CKをそらした場面もゴールにはつながらず。劣勢の中で決定的な仕事をすることはできなかった。

「J1のチームは勝負強さ、ミスをした時につけ込んで点をとってくる。J2はある程度、自分たちがミスで失ってもボールが返ってくるけど、J1だとまた相手のボールになったりすることがある。そこが一番大きい」。J1とJ2の違いをそう感じたという草野だったが、最後は強気に一言。「自分としては悪い感触はない」。今後の戦いに向けて「またチャンスがあればゴールを貪欲に狙っていきたい」と力強く語った。

(取材・文 竹内達也)
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