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「伝統的なバルセロナを取り戻すべき。長期計画を」OBボージャンが古巣へ提言

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クラブOBのボージャン・クルキッチがバルセロナに提言

 バルセロナのOBボージャン・クルキッチが、古巣にとってUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)優勝よりも重要なものがあると語った。

 今季ラ・リーガ優勝を逃したバルセロナ。特に中断明け以降は結果・内容共に批判にさらされ、キケ・セティエン監督の立場も危うく、本人も「欧州CLで指揮を執るかは分からない」と認めていた。さらにアルトゥールの放出など、移籍市場での動きにも疑問を持つ記者やファンも多い。

 そんな中、ボージャンは『スポルト』のインタビューで今後のバルセロナについて言及。8月に予定されるナポリとの欧州CLラウンド16・セカンドレグへ向け「ナポリを倒せば、ビッグイヤーまであと3勝だ。それはセティエンのチームを助けることになる」としつつも、それは大きな問題を隠すものにはならないと主張している。

「だが、混乱してはいけない。単純に欧州CLを優勝したいという熱意以上に、ファンは伝統的なバルサを取り戻したいと思っている。安定したプロジェクトの下で、アイデンティティを求めているんだ」

「だからこそ、もし優勝したとしても欧州CLはクラブの現状を隠してはくれないだろう。今日ご飯を食べても、明日にはお腹が空くということだね」

「その場しのぎの監督やクラブの哲学に合わない移籍の話はできない。短期的な修正ではなく、長期的な計画を立てるべきなんだ」

 そして現体制へ疑問を呈し、「かつてのバルサを取り戻すべき」と提言した。

「ラ・リーガ優勝は逃したが、CLを制覇できるチームがある。でも、メッセージはそれ以上のものであるべきだ」

「今の体制では選手は快適に過ごせないだろうし、それを変えることが重要だ。6度目のビッグイヤーは大切なことだし、当然のことながら祝われる。だが、トロフィーの輝きによってもっと優先順位の高いものから目をそらしてはいけないんだ」

「バルサは欧州CL優勝を目指すだけではなく、かつての自分たちの姿に戻るべきだ」

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