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“抜ける”のではなく“戻った”関根…浦和FWレオナルドはスペース見逃さずに先制弾

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先制点を奪った浦和レッズFWレオナルド

[7.26 J1リーグ第7節 横浜FC 0-2 浦和 ニッパツ]

 一気に敵陣を突き抜ける、鮮やかな縦パスが2本通される。そのチャンスをゴールへと結び付けたのが浦和レッズFWレオナルドだった。

 チームはFC東京に0-2、柏に0-4で敗れて2試合連続の完封負けを喫し、レオナルド自身には3試合ゴールがなかった。しかし、前半だけで3本のシュートを放つ積極性を示すと、後半7分に値千金の先制点を叩き込む。この流れが鮮やかだった。

 自陣センターサークル内でボールを受けたMF柏木陽介が前を向く。ここでMF関根貴大がとったポジションが巧みだった。横浜FCの最終ライン裏を抜けようと動いていたが、“抜ける”のではなく“戻る”。最終ラインと中盤、2ラインの間にポジションをとったことで、フリーでパスを呼び込めた。

 関根が前を向いてボールを運ぶと、対面したDF星キョーワァンが後退をやめて浦和のドリブラーを待ち構える。そこで生まれたスペースを見逃さなかったのがレオナルドだ。一気に最終ライン裏に駆け抜けて関根のスルーパスを呼び込むと、左足シュートでネットを揺らし、先制点を記録した。

 レオナルド自身は後半42分にピッチを後にしたが、チームはそのまま逃げ切るだけでなく、同アディショナルタイムにダメ押しゴールを奪い、2-0の勝利で3試合ぶりの白星を獲得。チーム最多となる今季3点目を奪ったストライカーは、「僕の仕事は点を取ること。ゴールを決めてチームに貢献できたのが嬉しい」と喜びを表した。

(取材・文 折戸岳彦)
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