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3試合11失点の横浜FC…下平監督「簡単な失点が痛い」

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[7.26 J1リーグ第7節 横浜FC 0-2 浦和 ニッパツ]

 前半に崩された場面はほとんどなかった。しかし、後半立ち上がりに先制点を献上すると、試合終了間際にダメ押しゴールを奪われてしまい、横浜FCは3連敗を喫することになった。

 前半は序盤からボールを保持し、左アウトサイドの位置でプレーするMF松尾佑介と2トップの一角に入るFW斉藤光毅が鋭いドリブルで攻撃に変化を加えるなど、ゴールに迫る場面を作り出す。守備に回ってもPA内への侵入を簡単には許さず、ゴールを脅かされたのはミドルシュートのみ。そのシュートもGK南雄太が弾き出して得点を許さずに試合を進めた。

 しかし、後半7分に一瞬の隙を突かれた。MF関根貴大に中盤と最終ラインのエアポケットでボールを受けられると、スルーパスから抜け出したFWレオナルドに先制点を奪われてしまう。

 MF佐藤謙介が「前からプレスにも行っているけど、トップに怖い選手がいて押し下げられた」と振り返ったように、中盤の選手は関根にパスを通したMF柏木陽介、組み立てに絡んだレオナルドをつぶそうとしており、最終ラインは裏に抜けようとタイミングを図るFW興梠慎三の動きをケア。この結果、関根がフリーで受けるスペースを与えてしまった。

 そして、後半アディショナルタイムにはミスから失点。右サイドでボールを受けたMF松尾佑介のバックパスの勢いが弱くなると、見逃さなかったFW杉本健勇に奪われてしまう。MF柴戸海につながれ、最後はMFエヴェルトンに頭で押し込まれてダメ押しゴールを決められた。

 0-2の完封負け。第5節川崎F戦を1-5、前節横浜FM戦を0-4で落としており、3試合で1得点11失点と苦しめられている。チームを率いる下平隆宏監督は、「後半簡単な失点をしたのが痛くて、取り返そうとするパワーも見せられたけど得点できなかった」と唇を噛みつつ、「いいところもある。3連敗しているが、選手たちを励ましてやっていきたい」と次戦以降を見据えた。

(取材・文 折戸岳彦)
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