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安部所属バルセロナB、プレーオフ最終決戦に逆転負けで2部昇格ならず

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先制ゴールを決めたMFモンチュ

 FW安部裕葵所属のバルセロナBは26日、スペイン2部Bプレーオフの最終ラウンドでサバデルと対戦し、1-2で逆転負けした。安部は負傷離脱中のためメンバー外。3季ぶりの2部昇格まであと1勝に迫っていたが、最後の決戦で敗れ、来季も2部B(実質3部)でプレーすることが決まった。

 バルセロナBは前半37分、左サイドからのフリーキックを主将のMFモンチュがゴール前に蹴り込むと、誰も触れなかったボールがニアポスト脇に吸い込まれて先制。ところが後半1分、コーナーキックからのヘディングシュートで同点に追いつかれ、28分にもスルーパスから最終ラインを崩されて逆転を許した。

 バルセロナBは今季、新型コロナウイルスの感染拡大によりシーズン途中で打ち切りとなったスペイン2部Bで地域別2位の好成績を収め、プレーオフに進出した。安部やFWアレックス・コジャードが負傷離脱中で、MFリキ・プッチやFWアンス・ファティがトップチーム帯同中という苦しい陣容となったが、一次ラウンドではバジャドリー・プロメサスを3-2で破り、二次ラウンドではバダホスをPK戦の末に撃破。それでも最後の関門を突破することはできなかった。

◆プレーオフのレギュレーション
 スペイン2部昇格プレーオフは、全国4地域制の2部Bから2部に昇格する4チームを選ぶための最終決戦。今季は新型コロナウイルスの感染拡大により、2部Bはリーグ戦を完了できなかったが、中断前の順位をもとに出場チームが決められた。

 プレーオフには4地区で1〜4位だった計16チームが参戦。各地区首位4チームのみで争う上位トーナメントと、各地区2〜4位の下位トーナメントは別々に行われ、リーグ2位だったバルセロナBは下位トーナメントからの参戦となった。

 今月18〜19日の上位トーナメントでは、一発勝負で勝利した2チームが2部昇格。いずれもPK戦で決着がつき、ログロニェスが史上初、カルタヘナが9季ぶりの2部昇格を果たした。敗れたカステジョンとアトレティコ・バレアレスは下位トーナメントの第二ラウンドに進んだ。

 下位トーナメントの一次ラウンドでは、各地区の2位対4位、3位同士がそれぞれ対戦し、勝ち抜いた6チームが第二ラウンドに進出。二次ラウンドでは一次ラウンドの成績をもとに組み合わせが決まり、一発勝負で昇格を争った。最終ラウンドのもう1試合ではカステジョンとコルネジャが対戦している。

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