青森山田CB秋元琉星は浦和内定DFから学びながら、「俺もいるぞ」の気持ちを持って無失点追求
[7.26 青森県高校夏季競技大会決勝 青森山田高 4-0 八戸学院野辺地西高 青森山田高G]
「後ろとしては一番良い結果だと思う。それを選手権でも継続できたらなと思います」。青森山田高の182cmCB秋元琉星(3年)は、無失点優勝という結果が達成できたことを素直に喜んでいた。
秋元は青森山田中で全国中学校大会優勝を経験しているCB。ヘディングと、身体を張ってゴールを守る部分を強みとするDFは青森山田高進学後、1年生チームや国体青森県選抜の守備の柱を担うなど、経験を重ねて3年目でトップチームのCBを任されている。
この日は試合前の緊張、重圧を上手く力に変えてプレー。八戸学院野辺地西高はロングボール、セットプレーを増やしてきていたが、「絶対に“事故らせない”という思いを持ってやってました」という秋元は味方とともに跳ね返し、シュートを1本も打たせることなく、完封勝利を果たした。
秋元の隣でプレーしているのは青森山田中時代からのチームメート、CB藤原優大主将(3年)だ。昨年から最終ラインの柱を担い、浦和内定を勝ち取っている藤原から学ぶところは多いという。「ヘディングが一番良いけれど、カバーリングなど守備において大切な部分を全て持っている。見習っていけたらなと思っています」。CBとしての経験は長いが、謙虚に学ぶ姿勢を持っている。
「優大に助けられる部分もあるんですけれども、それだけではダメ。何でも良いのでチームに貢献できたら良い」と秋元。同時に「『俺もいるぞ』という感覚でやっていかないとダメだと思うので、優大よりも結果を出せるようにしたい」と話すように、藤原に頼ってばかりいるつもりはない。青森山田にとって重要なポジションであるCBとして、相棒やチームメートをしっかりとカバーしながら、常に失点ゼロを目指していく。
本人はこれから強みであるヘディングを100%跳ね返せるようにする考え。武器や課題の部分をより高めて公式戦に臨む。「毎試合ゼロを目標にしていきたい。選手権でも無失点優勝、県大会でも無失点優勝がDFにとって一番嬉しい結果なので、そこを追求していきたいです」。青森山田は16年度と18年度に選手権制覇を成し遂げているが、失点数は16年度が2で、18年度は5。全国大会での無失点優勝を本気で目指す秋元は、それを実現するために個人、チームとして努力を続ける。
(取材・文 吉田太郎)
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●【特設】高校選手権2020
「後ろとしては一番良い結果だと思う。それを選手権でも継続できたらなと思います」。青森山田高の182cmCB秋元琉星(3年)は、無失点優勝という結果が達成できたことを素直に喜んでいた。
秋元は青森山田中で全国中学校大会優勝を経験しているCB。ヘディングと、身体を張ってゴールを守る部分を強みとするDFは青森山田高進学後、1年生チームや国体青森県選抜の守備の柱を担うなど、経験を重ねて3年目でトップチームのCBを任されている。
この日は試合前の緊張、重圧を上手く力に変えてプレー。八戸学院野辺地西高はロングボール、セットプレーを増やしてきていたが、「絶対に“事故らせない”という思いを持ってやってました」という秋元は味方とともに跳ね返し、シュートを1本も打たせることなく、完封勝利を果たした。
秋元の隣でプレーしているのは青森山田中時代からのチームメート、CB藤原優大主将(3年)だ。昨年から最終ラインの柱を担い、浦和内定を勝ち取っている藤原から学ぶところは多いという。「ヘディングが一番良いけれど、カバーリングなど守備において大切な部分を全て持っている。見習っていけたらなと思っています」。CBとしての経験は長いが、謙虚に学ぶ姿勢を持っている。
「優大に助けられる部分もあるんですけれども、それだけではダメ。何でも良いのでチームに貢献できたら良い」と秋元。同時に「『俺もいるぞ』という感覚でやっていかないとダメだと思うので、優大よりも結果を出せるようにしたい」と話すように、藤原に頼ってばかりいるつもりはない。青森山田にとって重要なポジションであるCBとして、相棒やチームメートをしっかりとカバーしながら、常に失点ゼロを目指していく。
本人はこれから強みであるヘディングを100%跳ね返せるようにする考え。武器や課題の部分をより高めて公式戦に臨む。「毎試合ゼロを目標にしていきたい。選手権でも無失点優勝、県大会でも無失点優勝がDFにとって一番嬉しい結果なので、そこを追求していきたいです」。青森山田は16年度と18年度に選手権制覇を成し遂げているが、失点数は16年度が2で、18年度は5。全国大会での無失点優勝を本気で目指す秋元は、それを実現するために個人、チームとして努力を続ける。
(取材・文 吉田太郎)
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