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セビージャ有力も…レアルが久保建英を手放したくない理由は?

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来季も期限付き移籍するとみられるMF久保建英

 レアル・マドリーはMF久保建英が期限付き移籍するクラブに対し、買い取りオプションは認めない方針のようだ。スペイン『エル・エスパニョール』が「久保には選択肢がある。彼の移籍を求めるリーガと海外の狂気」と題した記事で「久保の(レンタル)費用は300万ユーロ(約3億7100万円)から400万ユーロ(約4億9500万円)の間で、買い取りオプションはない」と伝えている。

 久保は昨年夏にFC東京からレアルに完全移籍し、プレシーズンを経てマジョルカに期限付き移籍。チームは19位で2部降格となったが、リーガ・エスパニョーラ挑戦1年目で35試合に出場し、4ゴール4アシストの活躍を見せた。19歳MFはレアルの外国人枠の事情により、来季も他クラブへのレンタルが濃厚。国外ではパリSG、ドルトムント、アヤックス、国内ではセビージャ、ベティス、グラナダ、ソシエダ、ビジャレアルなどが興味を示し、今夏の移籍市場で注目選手の1人となっている。

 その中で現在、久保の新たなレンタル先として有力候補に挙がっているのがセビージャだ。過去にレアルを率いたフレン・ロペテギ監督は若手の起用に積極的で、クラブとしても久保が指揮官のシステムにフィットすると期待を寄せているという。また、セビージャは今季リーガを4位でフィニッシュ。来季のUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)出場権を獲得していることも、久保の欧州カップ戦でのプレーを希望するレアルの条件と合致する。

 ただし、交渉は一筋縄ではいかないようだ。同紙は「問題なのは、セビージャが(おそらく2年間の)ローン契約に買い取りオプションを含めたいと考えている一方で、それはホワイトクラブ(レアル)がいかなる場合でも望んでいないことである」と指摘。「マドリーは、将来トップチームで居場所を作ることができ、スター選手の1人になれると考える原石のコントロールを失いたくはない」と説明し、「さらに彼は母国で“銀河系”とみなされ、今季のマジョルカは日本で最もフォローされたスペインのチームだった。そういった点で、久保についてはメディアの要素も考慮する必要がある」とプレー面以外の理由も挙げた。

 マジョルカは先日、クラブ公式ツイッター(@RCD_Mallorca)で、6月のリーガ・エスパニョーラにおけるクラブ公式YouTubeの再生回数ランキングを発表。1位バルセロナ(1099万984回)、2位レアル(418万2249回)に続き、3位に入ったのがマジョルカ(247万1246回)だった。そのほかツイッター、フェイスブック、インスタグラムでも同様に良い結果を残し、久保が大きな影響を及ぼしていたとみられている。

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