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クロップ監督からの優勝報告に“法王”ファーガソン氏「夜中の3時に起こされて…」

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ユルゲン・クロップ監督(上段右から3人目)とアレックス・ファーガソン氏(下段中央)

 マンチェスター・ユナイテッドの一時代を築いたアレックス・ファーガソン元監督が、リーグ監督協会(LMA)の年間最優秀監督賞に輝いたリバプールユルゲン・クロップ監督に向け、ユーモアあふれる祝辞を送ったようだ。イギリス『ミラー』が報じている。

 クロップ監督にとってファーガソン氏は監督キャリアを始めたばかりの頃に朝食をともにした間柄。近年は親密な関係を築いており、今回の優勝が決まった際にも電話連絡を入れていたようだ。その情報はファーガソン氏自身から語られた。

「ユルゲン、すばらしいよ。チャンピオンシップに16年いたリーズが昇格したこと、リバプールが30年ぶりにタイトルを勝ち取ったことは、見事というしかない。本当に報われたよ。彼らのチームパフォーマンスは傑出している。君の個性がクラブ全体に行き渡ったんだ。すばらしいパフォーマンスだったと思う」。

 そうねぎらった78歳はクロップ監督の電話について「夜中の3時に起こされて、リーグ優勝を報告されたことも許してあげよう(笑)」と笑顔で暴露。その上で「とにかく、君は充分それに値する。よくやった」と称えた。

 これに対して「このタイトルを手に入れたことを、心から嬉しく思っている」と述べたクロップ監督は次のように続けた。

「このトロフィーには、多くのリバプール関係者の名前が並んでいる。ビル・シャンクリー、ボブ・ペイズリー、ジョー・フェイガン、ケニー、そしてブレンダン・ロジャーズもそうだ。だけど中心となる人物はサー・アレックス・ファーガソンだ。リバプールの監督としては100%正しくないことはわかっているが、彼のことを尊敬している」。

 そんな素直な思いを語ったクロップ監督は偉大な人物とのエピソードを「彼は私が会った最初のイギリス人監督で、一緒に朝食を食べたんだ。彼がそのときのことを覚えているかはわからないけど、僕にとっては法王と面会するようなものだった」と紹介し、「そのときは、サー・アレックス・ファーガソンが手にしていたトロフィーを自分も手に入れることになるとはまったく思っていなかったよ」と感激した様子で話している。

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