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「FIFA 20」アジア大会で日本人が優勝! アグがナスリとのe日本代表対決を制し、国際大会初の頂点に

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優勝を収めたアグ(Blue United eFC) ※写真はeクラブワールドカップのもの

 サッカーゲーム『FIFA 20』の公式大会「FIFA 20 サマーカップシリーズ アジア」が28日から30日にかけて行われた。世界ランキングのアジア上位8名が出場しており、日本人は4名選出。決勝はアグ(Blue United eFC)とナスリ(鹿島アントラーズ)のサッカーe日本代表同士の対戦となり、アグがアジア王者となった。

 公式大会「グローバルシリーズ」が新型コロナウイルスの影響で中止となり、一年間の集大成である「FIFA eワールドカップ」も中止に。しかし、その代替大会として「サマーカップシリーズ」が開催されることになった。世界6地域に分かれてオンライン上で開催され、年間グローバルランキングの上位選手たちが選出。ランキングのアジア上位8名には日本人4名が選ばれ、Blue United eFC所属のアグとつぁくと、鹿島所属のナスリ、SCARZ所属のfantomの出場が決まった。

 大会は28日から30日で行われ、28日はA組のグループリーグが開催。アグ、つぁくと、fantomの日本人と、プグ(インドネシア)の4名が対戦を行い、アグが全勝で決勝トーナメント進出を決めた。29日にはB組のグループリーグが行われ、唯一の日本人だったナスリも全勝で首位通過を決めている。

 30日の決勝トーナメント全勝対決でナスリはアグに5-2で快勝し、決勝進出。一方、アグは敗者復活戦を勝ち上がったプグとの再戦を6-1で制すと、決勝の舞台に這い上がり、ナスリとの再戦に挑んだ。

 決勝は激戦に。第1戦は互いに点を奪い合い2-2のドローに終わると、第2戦も1-1の引き分け。結果、PK戦にもつれ込み、アグが4-2で勝利を手にする。しかし、アグは決勝トーナメント初戦で敗れているため、ダブルエリミネーションのルールにより、もう一度勝利を収めないといけない。正真正銘のアジア王者を決めるラストマッチが始まった。

 ラストマッチ第1戦。ナスリは前半9分にPA中央のFWロナウドがターンから左足シュートを決め、先制に成功。しかし、アグは猛反撃。同22分にFWロナウドがワンフェイントから左足で同点弾を挙げると、30分にはさらにカウンターを仕掛ける。相手GKの飛び出しに阻まれるが、アグはGKに戻られる前に素早くリスタート。左サイドのFWネイマールが45度の角度から超ロングループシュートを決め、2-1と逆転。後半にも追加点を挙げ、アグが3-1で第1戦を制した。

 後がないナスリは第2戦で粘りを見せる。前半は1-1で折り返すと、後半に1点を追加して2-1。2試合合計3-4と点差を縮めたところで後半アディショナルタイムにPA内からエウゼビオが強引にシュートを押し込み、2試合合計4-4と試合を振り出しに戻す。延長戦は前後半ともに0-0に。よって、アジア王者の決定はPK戦にもつれ込んだ。

 3本目までは両者ともに決めるが、4本目から互いに外し始める。決着がついたのは9本目。アグが決め、ナスリがポストに直撃させて試合終了。PK戦を7-6で制したアグがアジアチャンピオンに輝いた。

 アグは今シーズンからBlue United eFCに所属したルーキー。国際大会の経験豊富なつぁくととともにeクラブワールドカップに出場し、その後サッカーe日本代表のリザーブにも選ばれた。オフラインでの単独の国際大会経験はないものの、今シーズンの締めくくりとなるオンライン大会で有終の美を飾り、優勝賞金100万円とアジア王者の栄誉を手に入れた。

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