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中島翔哉との“問題”解決に動くポルト。クラブ幹部「文化ではなく家族の問題」

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MF中島翔哉の今後のポルトでの立場は

 日本代表MF中島翔哉の今後のポルトでの立場はどうなるのだろうか。クラブのフットボールディレクターを務めるルイス・ゴンサルベス氏がミーティングでの同選手の様子について明かしている。

 ポルトは5月中旬に再開したものの合流を見送り、当時から契約問題に発展する可能性が伝えられる中島。以降、クラブ施設には戻るも、セルジオ・コンセイソン監督の下ではメンバー外が続き、チーム練習の参加も認められないままシーズンが終了。さらにメンバーのうち唯一優勝セレモニーに参加しなかったことも話題を呼んでいた。

 そんな中島について、ゴンサルべス氏がクラブ公式チャンネルのインタビューで言及。「ナカジマのケースは説明が難しい。COVID-19に対する彼の反応に関係するが、どちらかと言えば文化の問題ではなく家族の問題だろう。例えば、ポルティモネンセの日本人選手たちはトレーニングに戻っていたのだからね」と指摘すると、次のように続けた。

「彼の家族の事情に関係しているんだ。彼の妻は喘息持ちなのでね…。ナカジマと彼のマネジャーのネルソン・プガとミーティングをしたが、我々は40分間ほど彼に(クラブに)戻っても問題がないと話して説得を試みたが、上手くできなかった。言葉の問題もあったのかもしれない」

 一方、ゴンサルべス氏は今後も選手との話し合いを続ける構え。「ナカジマはFCポルトの選手であり、トレーニングに取り組んでいる以上、今のところは問題がない」と話しつつ、「ただ、まだ課題が残っており、我々はそれを解決する」と強調した。

 コンセイソン監督はこれまで中島について問われた際、「クラブのマネージメントの問題」と多くは語らず。幹部とは折り合いがついても指揮官やチームメイトたちとの信頼関係は立て直せるのだろうか。

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