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山形の主将DF山田「衝撃だった」「今でも欲しい」在籍1年で心を奪われた“さすらいのストライカー”大黒将志

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山形DF山田拓巳がFW大黒将志を絶賛

 同じチームでプレーした時の衝撃は今でも忘れられないようだ。モンテディオ山形のキャプテンDF山田拓巳が過去に1シーズンのみ在籍したFW大黒将志について「自分の中で1番」「今でもチームに欲しい」と明かしている。

 元日本代表の大黒は国内外の複数クラブを渡り歩き、2016年に京都からの期限付き移籍で山形に加入した。度重なる負傷や戦術変更の影響で出番は限られたが、J2リーグ戦26試合の出場でチームトップの9得点をマーク。動き出しの質や駆け引きのうまさは年齢を重ねるごとに円熟味を増し、ゴールを奪うことに特化したプレースタイルは山形時代も研ぎ澄まされ続けていた。

 36歳だった当時、山形で所属11クラブ目。どの国、どのチームでも貪欲にゴールを狙う姿勢は変わらない。加入後初得点は新天地デビューとなったJ2第2節の愛媛戦だった。開始7分に前線のスペースへ送られたパスに走り込むと、1タッチ目の深い切り返しでマークを剥がし、2タッチ目で左足のシュート。GKが届かない絶妙なコースに流し込み、これがチームとしてのシーズン第1号弾にもなった。

 山田は今月8日のホームゲームで一般販売される山形のJリーグ公式戦全ゴールを収録したDVD/ブルーレイ作品『JリーグオフィシャルBlu-ray/DVD モンテディオ山形 ALL 1000GOALS J.LEAGUE 1999-2019』の副音声に登場。クラブOBの石川竜也氏(現山形Jrユース村山監督)とともに、大黒が山形で決めた全ゴールを映像で見直し、絶賛の言葉を連発している。

 加入直後に生まれた大黒のデビュー弾に対し、石川氏が「これオグリすごかったよね。ああ、やっぱりと思ったよね。違うよね」と語ると、山田も「やっぱ違いますよね」と同調した。ほぼ真後ろから飛んでくるループパスを反転しながら左足のボレーで叩き込んだ超絶ゴールについては、石川氏が「よくボールに当てるよね。ミートがうまいんだよ。全部の」と解説。山田のアーリークロスを受けた大黒がトラップから巧みにマークを外して決めたゴールには、アシストの山田自身が「まじでうまいオグリさん。すごいよ」と舌を巻いた。

 若手時代から右サイドを主戦場とし、近年は現役時代の石川氏と同じ左サイドでのプレーが増えている山田。「タツさん、オグリさん以上に日本人でザ・ストライカーみたいに思える選手いますか? 俺の中じゃもう1番と思っちゃうんですけど」。後輩に投げかけられた質問に石川氏が「結構すごいと思うよオグリ。あの感覚とか。シュート練習とか見てても結構すごかった」と答えると、山田は「衝撃だった。今でも『オグリさん欲しいな』とか思っちゃう時があるんですよ(笑)」と告白。石川氏は「決めてくれるからね」と、クロスやラストパスの送り手として共感した。

 同DVDで石川氏は2007〜16年、山田は14〜19年シーズンの副音声を担当している。今回取り上げたエピソード以外にも「高校生みたいな髪型の山田拓巳」「練習中に当たりたくなかった2選手」「市船からの救世主」など、さまざまなトークを展開。ファン必見の映像作品となっている。

※DVDの内容は許可を得て使用しています。

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