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明秀日立FW堀江海翔が大学トライアルで1G。昨冬選手権メンバー落ち、インハイ中止の悔しさぶつける

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FW堀江海翔(明秀日立高)は大学トライアルで1ゴール。結果を残した

「高校生サッカー・大学合同トライアル-THE CHALLENGE- supported by 森永乳業」茨城県開催に、昨年度全国高校選手権茨城県代表の明秀日立高勢が参加。全国で先発出場したMF楠原秀翔がスキルの高さでスカウト陣の視線を集め、同じく交代出場している左SB箕輪竜馬が左足キックやタックルでのインターセプトなどでアピールした。

 また、全国メンバー外の参加者もMF尾形柊音、SB佐藤大治が正確性や強度を継続。そして、FW堀江海翔がファインゴールを決めた。3本目22分、堀江は前線でボールを引き出すと、味方に預けてPAへスプリント。そしてスルーパスを受けて右足でゴールを破った。

 ドリブルシュートやスルーパスからのシュートなど積極的にゴールを狙い続けて奪った1点。「裏に抜ける動きも持ち味。相手も後ろには誰もいなくて一個持ち出したらGKと1対1になれたので、決められて良かったです。FWとして仕事は得点だと思うので、もっとチャンスはあったんですけれども、とりあえず取れて良かったです」。FWとして、結果を残すことは何よりも大事。大学スカウトに、技術力と一発勝負のトライアルで決める力を示した。

 昨年、堀江はインターハイ予選まではAチームのメンバーに絡んでいたというが、選手権ではメンバー落ち。悔しさと選手権メンバーに負けたくないという気持ちを持ち続けている。加えて、今年はインターハイが中止となり、将来へのアピールチャンスが減少。その中で堀江は負傷から復帰直後だったものの、「高いレベルの大学でサッカーしたい」という思いを大学トライアルにぶつけ、評価も獲得した。

 現在、明秀日立のAチームで先発中。「高いレベルの大学に入って自分の技術なども向上させていきたいです」と語る技巧派FWが、今後も公式戦などでアピールを続けてチャンスを掴む。

(取材・文 吉田太郎)
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