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[MOM3175]帝京大可児MF鈴木淳之介(2年)_「失わない」長身MF、活躍続けて絶対的な選手に

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帝京大可児高のMF鈴木淳之介は存在感ある動きで1ゴール

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[8.3 和倉ユース大会予選リーグ 習志野高 1-5 帝京大可児高 和倉多目的G(Aコート)]
 
 昨年はAチームに絡んでいなかったというMFが、一躍注目の存在になりつつある。帝京大可児高のMF鈴木淳之介(2年)は、仲井正剛監督が「1試合通してボールに絡みながら、失わずに受け続けることができる」と評する力の持ち主。この日もボールを失わずに帝京大可児の多彩な攻撃の中心となっていた。

 身長は178cmと長身で懐が深い。密集でも上手く相手をブロックしながらボールを守り、味方に繋ぎ続けていた。この日は1タッチのスルーパスで決定機を演出。また後半3分にはPA外側から「GKが前に出ているのが見えたので、浮かすしか無いと思ってきました」と右足ループシュートも決めて見せた。

「今回の試合は点数も取れたし、失う回数もなかったので良かったです」と自己評価。当初Aチームに上がった頃は遠慮もあったというが、現在は試合に出るだけでなく、責任感を持って臨み、活躍して勝利に貢献している。

 サイズと技術力を備え、面白い存在。本人はまだプロを意識するレベルに達していないと語るが、大学などの関係者から関心を寄せられる存在になってきている。この半年、1年間でどのような成長を遂げるか注目だ。

「パスは繋がるし、決定的なパスを出せる人になって、守備も球際強く行って絶対的な選手になりたいです」と鈴木は語る。今大会準々決勝はJクラブ内定選手も擁する履正社高と対戦し、その後プレミアリーグ勢やJクラブユース勢と戦う可能性も。そこで力を試し、今後の飛躍へ繋がる経験をする。

(取材・文 吉田太郎)
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