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コロナ禍の新基準に…相手選手や審判に“咳”をしたらレッドカード、偶然の場合は処分なし

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 他の選手やマッチオフィシャルに対して、故意に咳をした場合、レッドカードが提示される可能性がある。3日、英『BBC』が伝えている。

 新型コロナウイルスの猛威は収まりを見せず、サッカー界も大きな影響を受けた。“咳をする”という行為自体は自然なものだが、人によっては感染を意識してしまい、敏感に反応せざるを得ないご時勢に。それはピッチの上でも同様で、試合中の悪意のある咳に対しては、厳しく罰せられることになりそうだ。

 国際サッカー評議会(IFAB)は3日、他選手やオフィシャルに対して故意に咳をする行為が「攻撃的、侮辱的、虐待的な言葉やジェスチャーの使用」に該当すると伝えた。明らかな偶然や、ある程度の距離が取られた場合の咳は該当せず、明らかに攻撃的な姿勢が認められると主審が判断した場合にレッドカードが提示される。

 イングランドサッカー協会(FA)も同様の内容で声明を発表。「退場に値するほどに深刻な行為でなかった場合は、非スポーツマン的行為として警告になる」と伝えている。あくまで日常的な咳を罰することはなく、相手に対して明らかに攻撃的な姿勢が認められた場合に限るという。

 今回の決定に関しては、書面でのガイダンスはなく、プレミアリーグなどでは審判の裁量に委ねられている。

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