beacon

[和倉ユース]桐生一は失点増加も、MF落合主将「課題がはっきりと出ていることはありがたいこと」。改善して秋へ

このエントリーをはてなブックマークに追加

桐生一高MF落合遥斗主将はチームメートたちとともに課題改善に取り組む

[8.3 和倉ユース大会予選リーグ 桐生一高 0-3 東山高 和倉多目的G(Cコート)]

 プリンスリーグ関東勢の桐生一高は予選リーグ3試合で9失点。練習試合を再開した7月11日の前橋育英高戦を1-0で制し、良い形で再スタートを切っていたが、遠征による疲労もあってかここへ来て失点が続いてしまっている。

 攻守の要で主将のMF落合遥斗(3年)は、さすがに浮かない表情。「守備の一人目は行けていたりするんですけれども、連動が上手くできていなくて、前が行っているのに、後ろは下に重かったり、逆に後ろが準備できているのに前が行かなかったり、この大会凄く多いです」と課題を指摘した。

 ただし、田野豪一監督は「課題に気付けたのは良かった」と語り、落合も「何となく負けているのと、自分たちが全然できていないで負けているのは違うと思う。(この時期に)課題がはっきりと出ていることはありがたいこと」と前向きだ。

 この日は前日課題となった立ち上がりの部分は悪くなかった。攻撃面でもリスクを負ってビルドアップすることにチャレンジし、昨年のプリンスリーグ関東8得点の落合や期待のFW寶船月斗(2年)、FW入澤祥真(3年)らがチャンスを作り出している。そして、4日の下位トーナメントでは米子北高(鳥取)に2-1で勝利。まだ失点は続いているが、一つ結果を残すこともできた。

 落合は「このチームが始まってゼロで終わったのは数えるくらい。点は取れると思っているので、あとは失点をなくせば。1-0でも良いので、とにかく得点のところに自信をもって、あとは守備がやるだけかなと思っています」。前橋育英戦を好内容で制すなど自力があることは確か。思うように結果が出ない中、A2メンバーがアピールする姿も見られる。明確に出ている課題をチーム全員で改善し、プリンスリーグ関東や選手権予選へ向かう。

(取材・文 吉田太郎)
▼関連リンク
第8回和倉ユースサッカー大会2020特設ページ
●【特設】高校選手権2020

TOP