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先発ではプロ初勝利、柏GK滝本晴彦「通過点」「一喜一憂せず」

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GK滝本晴彦にとってプロ初完封となった

[8.5 ルヴァン杯グループD第2節 柏1-0湘南 三協F柏]

 今季のJ1開幕節・札幌戦(○4-2)では、後半36分に負傷のGKキム・スンギュに代わって出場。その試合を最後にリーグは中断となり、再開後のリーグ戦ではキム・スンギュが3試合、中村航輔が4試合、柏レイソルがのゴールマウスを守っている。そして迎えたルヴァン杯、GK滝本晴彦が先発に名を連ねた。

 押し込まれていた前半には、FW指宿洋史との1対1をストップして湘南に先手をとらせないようにすると、チームがリードを奪った後半、指宿のヘディングシュートを横っ飛びでセーブしてみせる。「追加点を取れないなかで、1点を守りきれたのはうれしかった」。柏は1-0で接戦をものにし、1試合を残してグループDの首位を確定、グループステージ突破を決めた。

 2016年に下部組織からのトップ昇格を果たした滝本は、2年後のAFCチャンピオンズリーググループステージ第6節・天津権健(中国)戦(●2-3)に先発しプロデビュー。同年のルヴァン杯ではプライムステージ準決勝までの全4試合にフル出場する。2019年はルヴァン杯1試合に出場していた。これまでにスタメンを飾ったのは6試合あるが、勝利で試合終了の笛を聞いたことはなかった。「うれしいけど、通過点。一喜一憂せずに、連戦なのでリーグ、ルヴァン杯に向けてやっていきたい」と気持ちを切り替える。

 柏レイソルU-18の3学年先輩であるGK中村に加え、今年はGKキム・スンギュを獲得。2019年12月のE-1選手権日韓戦で日本代表と韓国代表のゴールマウスを守った両雄が揃い、かつてないハイレベルな守護神争いが繰り広げられている。「レイソルのGK全員で個々を高められるかが大事だと思います」。23歳、成長著しい東京五輪世代のGKは、レベルアップして、そのときを待つ。

(取材・文 奥山典幸)
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