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[和倉ユース]青森山田相手に仕掛ける力示した履正社MF井谷洸一郎、強敵相手でも「勝負にこだわっていく」

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履正社高MF井谷洸一郎は鋭いドリブルで青森山田に対抗

[8.5 和倉ユース大会決勝 青森山田高 5-0 履正社高 城山陸上競技場]

 1-2で敗れた予選リーグの雪辱を目指した決勝は、0-5で完敗。履正社高は青森山田高の強さを実感する大会となったが、その中でプレミアリーグ王者を苦しめていた選手がいる。

 それは左サイドのドリブラー、MF井谷洸一郎(3年)だ。予選リーグの青森山田戦はPAへドリブルで持ち込んでPKを獲得。自らPKを決めた。チーム全体として仕掛ける回数の少なかったこの日も、井谷は後半13分、または試合終盤にも鋭いドリブルから敵陣PA付近でFKを獲得している。

「やってやろうと思っていた」という井谷だが、チームは前半から青森山田にイニシアチブを取られて苦戦。「分厚い守備でしたし、ゴール前に人数がいた」相手の前に突破する回数を増やすことができなかった。プレミアリーグ王者相手にもできる部分があることを示したが、結果は0-5で敗戦。この敗戦を真摯に受け止めてレベルアップを誓う。

 井谷は青森山田の1戦目や千葉U-18戦で獲得したPKを決めているものの、流れからの得点が少ないことを反省。シュートの精度や「ワンツーとかで崩して行けるように、トラップの技術も上げなければいけない」。プレッシャーの速い相手でもゴールをこじ開けられるようになることが目標だ。

「山田のようにプレッシャーの速い相手でもやれるようにしたい。練習試合でも負けないという気持ちを持って勝負にこだわっていく」。8月末開幕のスーパープリンスリーグ関西で対戦する京都U-18やC大阪U-18相手にも負けないという気持ちを持ってチャレンジ。その中で進化し、より高いレベルの突破力、得点力を備えたアタッカーになる。

(取材・文 吉田太郎)
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