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[和倉ユース]優秀GKの履正社GK杉村斗磨「和倉で成長できたと思います」

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ゴール前で奮闘した履正社高GK杉村斗磨

[8.5 和倉ユース大会決勝 青森山田高 5-0 履正社高 城山陸上競技場]

 履正社高GK杉村斗磨(3年)は身長170cm台半ばで特別なサイズはないが、和倉ユース大会を通じて思い切りの良い飛び出しや「自分の武器」シュートストップ、ビルドアップで奮闘。大会優秀GKに選出された。

 青森山田高との決勝戦も、相手の得点源であるセットプレーに対して勇気を持って前へ。ハイボールを処理し続け、青森山田の勢いを食い止めていた。「クロスの対応は意識してやれた。自信を持って良いと思う」と振り返るように、できた部分もあったが、5失点を悔しがった。

 予選リーグの青森山田戦は立ち上がりの6分間で2失点。受けに入ったところでゲームの流れを傾けられてしまった。この日はその課題を改善し、立ち上がりの相手の猛攻を凌いだが、前半15分に失点すると、チーム全体の流れが悪くなってしまう。杉村は「コーチングで変えられる部分があったと思います」。0-2で迎えた後半も立て直すことができず、計5失点を喫してしまった。

 それでも、新型コロナウイルス感染拡大によって公式戦が中止となる中、この5日間のフェスティバルの経験は貴重だったと感じている。杉村は「和倉で成長できたと思います。和倉で課題になったことを意識してやっていきたい。次は山田に勝てるように、悔しい思いを持っていきたい」と誓った。いずれも1点差だった準々決勝、準決勝など強敵との接戦で得た経験は大きい。“和倉”からまた成長した姿を今後の練習、試合で示す。

(取材・文 吉田太郎)
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