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中島翔哉、騒動がついに収束か…“合流拒否”を説明しポルトのスタッフや同僚の理解を得た模様

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MF中島翔哉は新シーズンへの準備を進めている

 一時は契約問題に発展する可能性が騒がれていたポルトの日本代表MF中島翔哉は、状況が改善しつつあるようだ。ポルトガル紙『Record』が伝えた。

 コロナ禍の影響で休止していたポルトの練習が再開されて以降、妻が喘息持ちである中島は新型コロナウイルスへの不安からチームへの合流を拒否したと伝えられていた。シーズン中断明けには個人練習を再開するもメンバー外が続くと、優勝セレモニーや集合写真の撮影にも欠席。今夏以降の去就が不透明と伝えられ、1シーズンでの放出の可能性も浮上していた。

 しかし、ここに来て騒動は収束を迎えつつあるかもしれない。『Record』 は、“ナカジマに近い情報筋”が本人は自身の行動を反省し、「ポルトの組織、コーチ陣、チームメイトたちに自身の不在に関するすべてを説明し、彼が挙げた理由は説得力があったため、理解を得られた」と明かしたと報道。ピント・ダ・コスタ会長が中島を再びチームに迎え入れると明言していたことを「ナカジマは嬉しく思っている」とも語っていたそうだ。

 また、中島が練習への合流を決心した際にチーム側がそれを認めなかったとの報道は事実だったようだ。同関係者曰く「チームは調子が良く、ナカジマは準備において遅れをとっていたため、同僚たちに付いて行くのはとても厳しかっただろう。だからシーズンの決定的な時期は、彼にできることはほとんどなかった」と苦しい状況を味わっていたとのこと。しかし、「それはもう完全に過去のことだ」と同選手が今後メンバーとして再びドレッシングルームに迎え入れられると確信している様子を強調した。

 4日時点に家族とともに日本に帰国したと伝えられる同選手だが、オフ中にも練習に取り組み、すでに新シーズンのプレシーズンに向けての準備を開始。記事では「日本代表選手の彼は働くために家族より先に移動し、自身の遅れ、そしてセルジオ・コンセイソン監督やチームメイト、クラブの信頼を取り戻すつもりであることを示している」とも指摘した。2020-21シーズン、ポルトで本領を発揮できるのだろうか。

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