プリンスリーグ関東に所属する強豪、桐生一高のCB中谷優太は「高校生サッカー・大学合同トライアル-THE CHALLENGE- supported by 森永乳業」に参加した理由について、「インターハイがなくなって、こういうトライアウトという形でチャレンジしてみようと思った」と説明する。

　登録172cmと小柄。だが、アジリティやジャンプ力、身体の強さを特長とし、その強みを活かした守備で相手のボールを奪い取る。桐生一ではDFラインでボールを多く受けてビルドアップの起点に。この日もビルドアップに多く絡みながら、得意のインターセプトや周囲への声がけなど存在感ある動きを見せていた。

　この日は大学チームから求められるプレーを意識していたという。「大学に行くに連れて身体の強さとか守備力とか問われてくると思う。あとはチームを引っ張っていくところ、声掛けとかできた。結構引っ張っていけたと思います」と振り返る。

　「高校生サッカー・大学合同トライアル-THE CHALLENGE- supported by 森永乳業」は次のステージで活躍する力があるかどうか、自分のプレーを評価してもらう機会。「アピールの場というのは新鮮で、結構自分にとっても刺激になったので、他のところにも出して行けるようにしたい。プリンス(リーグ)とかがアピールの場なので、自分の良いところを出して頑張っていきたい」とこの日同様、継続して自分の特長を出して行く考えだ。

　当初は緊張したという合同トライアルだが、その中で上手く周囲とコミュニケーションを取って力を発揮することができた。大学の練習会やアピールの場となるプリンスリーグでも緊張しすぎずに自分の力を発揮するだけ。そして、評価を獲得して大学での活躍に繋げる。

(取材・文　吉田太郎)

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