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CL再開! マンチェスター・C、5か月ぶりの再戦でもレアル破って8強へ

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勝ち越しゴールを決めたFWガブリエル・ジェズス

[8.7 欧州CL決勝T1回戦第2戦 マンチェスター・C 2-1 R・マドリー]

 UEFAチャンピオンズリーグは7日、決勝トーナメント1回戦第2戦で再開を迎え、レアル・マドリーを2戦合計スコア4-2で破ったマンチェスター・シティが準々決勝進出を決めた。第2戦はFWラヒーム・スターリング、FWガブリエル・ジェズスが得点したシティが第1戦に続いて2-1で勝利。R・マドリーはDFラファエル・バランの2つのミスが大きく響いた。

 新型コロナウイルスの感染拡大により、2月26日に行われた第1戦から5か月半の中断を経ての一戦。2-1の勝利でアドバンテージを持つシティは0-1で敗れても準々決勝進出が決まるという優位な状況でホームゲームに挑んだ。

 シティは第1戦から先発4人を変更。MFベルナルド・シウバが務めていた0トップのポジションにはMFフィル・フォーデンが入り、DFジョアン・カンセロ、DFフェルナンジーニョ、スターリングも新たにスタメン入りした。

 対するレアルはDFセルヒオ・ラモスが第1戦の退場処分により出場停止。代役はDFエデル・ミリトンが務めた。第1戦からはシティと同じく先発4人を変更し、FWロドリゴ・ゴエス、FWエデン・アザールを両ウイングに抜擢。MFトニ・クロースも新たに入った。

 前半9分、試合は思わぬ形から動いた。レアルはゴールキックを小さく出し、ミリトンからGKティボー・クルトワ、さらにDFラファエル・バランへとつなぐ。するとバランがジェズスの猛チャージを受けてボールロスト。シティにとっては絶好のチャンスとなり、ジェズスが奪ったボールをゴール前に折り返すと、マークを外して走り込んだスターリングがワンタッチで押し込んだ。

 レアルは前半21分、FWアザールの斜めのパスがFWカリム・ベンゼマの足元にピタリと通り、ベンゼマは細かいタッチのターンから右足シュート。ところがこれはGKエデルソン・モラレスのビッグセーブに阻まれた。さらに22分、右サイドに動いたアザールが左足で鋭いシュートを放つも、これもエデルソンが横っ飛びでキャッチした。

 それでも前半28分、レアルはMFルカ・モドリッチのサイドチェンジをロドリゴが受けると、クロース、ベンゼマとつないで再びロドリゴがボールを受け、トリッキーなアウトサイドキックで大きく出して右サイドを突破。ゴールライン際までえぐってふわりとクロスを上げると、ピンポイントで届いたボールをベンゼマがヘディングで押し込み、同点に追いついた。

 レアルは前半42分、クルトワの縦パスがMFケビン・デ・ブライネに奪われ、またもビルドアップの乱れから大ピンチ。ところがパスを受けたフォーデンは絶好の左足シュートを枠外に蹴ってしまい、スコアは動かなかった。44分、レアルはロドリゴのクロスにベンゼマが反応したが、このヘディングシュートはエデルソンの正面に飛んだ。

 後半は互いに立ち上がりからビッグチャンスをつくり、どちらかに点が入りそうな展開。すると後半23分、シティがスコアを動かした。中盤で強いパスを受けたMFロドリがクリア気味に大きく蹴り出すと、ここでジェズスが鋭いプレッシャーをかける。すると焦って対応したバランが中途半端なバックパスを出し、狙いどおりに奪ったジェズスがダイレクトでネットに流し込んだ。

 シティは後半36分、スターリングに代わって今季限りでの退団が決まっているMFダビド・シルバを起用。レアルはMFルーカス・バスケス、MFフェデリコ・バルベルデ、FWルカ・ヨビッチを一気に投入し、なんとか得点を狙った。それでも1-2のままタイムアップ。シティが3シーズン連続の8強入りを決めた。一方のレアルは2シーズン連続でのベスト16敗退となった。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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