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サッキ氏がユーベ陣営に喝…1シーズンで解任されたサッリ監督は「ミッションインポッシブル」

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マウリツィオ・サッリ監督は1シーズンでユベントスを去ることに

 ユベントスは8日にマウリツィオ・サッリ監督を解任。新たにアンドレア・ピルロ氏が就任した。元イタリア代表監督のアリゴ・サッキ氏は、サッリに対して同情的なコメントを残している。9日、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えた。

 ユベントスは今季、前人未踏のセリエAでの9連覇を達成。しかしタイトルはそれのみで、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)を始め、コッパ・イタリアやイタリア・スーパーカップも取り損ねた。マッシミリアーノ・アッレグリ氏に代わって昨夏から指揮官となったサッリだが、さらなる成長を果たせず、たった1年間でその任を解かれてしまった。

 サッキ氏は「彼が受けたものはミッションインポッシブルだった」と解任された61歳のイタリア人に同情的だ。「彼はクラブに忍耐と協力を仰いでいたが、クラブ側はそれに応じなかった。ただ、勝つことだけが求められた」とユベントス陣営に対し、皮肉めいたコメントを残した。

「サッリが引き継いだのは、セリエAで8連覇を達成してマンネリし、平均年齢の高くなったチーム。仲間のために走らず、戦うことをしない個人主義のグループだ。サッリがそんなチームに調和と団結をもたらすことができると、それはまるで理想郷だ」

「偉大な会長であるアンドレア・アニェッリ氏は、サッリの招聘で過去から打破しようと考えていたようだ。未来に向かって進もうとしていた。しかし、悲しいことに彼には忍耐力がなかった」

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