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FC東京GK波多野豪、4年目のJ1デビュー戦で無失点!「元気とパワーを注入していけたら」

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J1デビューを果たしたFC東京のGK波多野豪

[8.9 J1第9節 C大阪0-0FC東京 ヤンマー]

 失点続きの流れをストップし、堂々のJ1デビューを果たした。FC東京を4試合ぶりの無失点に導いたGK波多野豪は試合後、嬉しさを隠し切れない様子でフラッシュインタビューに登場。「正直緊張していたけど、試合にはすんなり入れて、勝てなかったけど無失点に抑えられた。ミスはあったけどさらに上を見据えていきたい」と門出の一戦を振り返った。

 2017年にFC東京U-18から昇格し、今季が4シーズン目。J3リーグに参戦しているFC東京U-23では通算41試合に出場しており、昨季はキャプテンマークを巻いてピッチに立つなど中心選手の立場を築いていたものの、トップチームではGK林彰洋という高い壁を乗り越えられず、J1リーグ戦での出番はこれまで一度もなかった。

 それでも過密日程が続く今季の開幕9試合目、長谷川健太監督はついに198cmの長身GKにゴールマウスを託した。「コンディションが良さそうで、また同期であったり近い世代の選手が試合に出ていて『自分も』と意欲的にトレーニングしてくれていた。試合の流れを変えたいということで決断した」(長谷川監督)。3試合6失点で白星から遠ざかっていたチームの起爆剤のような位置づけだった。

 試合前にはチームメートから「緊張してんのか?」という声をかけられ、実際に「正直緊張していた」という。ただ、一度ピッチに入れば試合に集中することができた。「入場してからは自分でも緊張していないなと思った。ピッチに入ったら緊張を忘れて僕らしくなったかなと思う」。そんな守護神に前半11分、この試合で最大の見せ場が訪れた。

 C大阪のロングフィードが左サイドに渡ると、MF清武弘嗣がファーサイドにクロスを供給。ここに反応したのがFC東京U-15むさしで2学年上にあたるMF坂元達裕だった。「ビッグセーブと言われるとそうでもないと思う」。試合後にはそう謙遜した波多野だったが、フリーでのボレーシュートを的確なポジション取りで立ちはだかってブロック。決まっていればC大阪の勝ちパターンに飲み込まれ、起用の狙いが崩れてしまいかねない場面だった。

「たまたま当たった感じになって、良い意味で調子に乗れたので良い入りができた」。そう振り返った22歳は後半3分にも坂元の左足シュートを横っ飛びでセーブすると、キャッチしてからの素早い配球やフィードでも持ち味を発揮。MF橋本拳人の移籍以降、3試合連続で失点続きだったチームに久しぶりのクリーンシートをもたらした。

 試合後、オンライン取材で長谷川監督は「初先発にしてはゼロで抑えてくれたし、ポイント1に大きな貢献をしてくれた」と上々の評価。坂元からも「あの年代で堂々とプレーしていたので、素直にすごいなと思った」との言葉が贈られ、波多野自身も「開幕からずっと準備していた。それがあって結果的にゼロで抑えられた」と手応えを口にした。

 とはいえ厳しいシーズンはまだ序盤戦。今季はFC東京U-23がJ3に参戦していないため、「林選手からポジションを奪ってFC東京のゴールを守る」という目標を掲げる22歳にとって、出番をもらい続けるためにはここからが本当の戦いだ。

 FC東京の地元メディアからサポーターへのメッセージを求められ「4年間お待たせしました」と照れ笑いを浮かべた波多野だったが、今後に向けては「持ち味の元気、パワーをチームに注入していけたらと強く思う」とアピール。「ずっとFC東京の下部組織、スクール生で長くいさせてもらったので恩返しをしたい。これからが大事なので優勝に向けて頑張っていきたい」と力強く語った。

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