beacon

今季初の2連敗喫した町田ポポヴィッチ監督「千葉の経験が上だった」

このエントリーをはてなブックマークに追加

今季初の2連敗を喫したFC町田ゼルビア

[8.9 J2リーグ第10節 町田0-2千葉 Gスタ]

 なかなかペースを握ることができなかった。前半にアンラッキーな形から立て続けに失点したFC町田ゼルビアは、後半の反撃も実らずに0-2の完封負けで今季初となる2連敗を喫した。

 立ち上がりは千葉にペースを握られながらも、前半中盤には流れを引き寄せて、同17分にはFW中島裕希、MF平戸太貴とつないだボールからMFマソビッチが狙うなどフィニッシュまで持ち込む場面も作り出す。しかし、試合を動かすことはできずに前半41分には先制点を献上してしまう。

 ゴールから約30メートルの位置で与えたFK。MF田口泰士が直接狙ったシュートは平戸に当たってコースが変わると、GK秋元陽太の逆を突く形となってネットを揺らされた。さらに同43分にはFW川又堅碁が落としたボールに反応したMF米倉恒貴に左足シュートを放たれる。シュートはジャストミートしていなかったが、ワンバウンドしたボールは秋元の頭上を越えてゴールマウスに収まった。

「1点目は不運な形で失点したと思うし、2点目も相手の良いシュートだったと言えるかもしれないけど崩された形ではなかった」(ランコ・ポポヴィッチ監督)

 そして2点を追いかける後半には圧力を掛けてゴールを狙ったものの、高い集中力を保った千葉の守備を攻略し切れず。ポポヴィッチ監督も「後半は千葉の経験が上だった。時計の針を進められて、リードしたときのゲームの進め方が良かったと思う」と粘り強く対応してきた相手の守備を称賛するしかなかった。

「我々にもいくつかのチャンスがあったけど、決めるところで決め切ったのが今日の千葉。得点に結び付けられなかったのは課題だし、修正点だと思う。こういう試合から学ぶことは多い」

 今季初の2連敗となったが、次戦はすぐに開催される。中2日で行われる第11節・徳島戦に向けて調整を進めていく。

(取材・文 折戸岳彦)
★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2020シーズンJリーグ特集ページ
●“初月無料”DAZNならJ1、J2、J3全試合をライブ配信!!

TOP